昨年12月、東京駅が開業100周年を迎えた。改めて注目してみると、この駅はなんとも多様な魅力を備えている。旅の玄関口という役割以上に、もはや駅そのものがひとつの観光スポットとして成立しているのだ。 駅だけで満足できる、お手軽なレジャーをご紹介します。
昨年12月、東京駅が開業100周年を迎えた。改めて注目してみると、この駅はなんとも多様な魅力を備えている。旅の玄関口という役割以上に、もはや駅そのものがひとつの観光スポットとして成立しているのだ。 駅だけで満足できる、お手軽なレジャーをご紹介します。
先日月島を歩いていたときのことだ。 看板をみて私は叫んだ(心の中で)。 「は!肉のたかさご!ここにあったのか!」 って、肉のたかさごって、なんだっけ。 (田村 美葉) 焼き豚とローストビーフの店、肉のたかさご なんか前にガイドブックで見て、行きたいなーと思ってた店?だっけ? と記憶を1秒でたどって思い出した。ああ、都営大江戸線のアナウンスだ。 「月島、月島、焼き豚とローストビーフの店、肉のタカサゴへお越しの方はこちらでお降りください」 私は毎日、大江戸線で通勤しているのだが、同じ大江戸ツーキニストの皆さんにおかれては、一瞬であのなじみ深い女性アナウンスの声で再生されたことと思う。それくらい、この種のアナウンスの刷り込み効果はすばらしい。 ちなみに私の思い出のアナウンスは、地元は金沢の北鉄バスで流れる「レルルミエールユワサ前」だ。バス通学していたのは小学校の6年間だけだが、いまだにはっきりと
静岡県富士市に岳南鉄道線という鉄道がある。全10駅線路の長さ9.2kmのかわいらしい線だ。 鉄道に全く詳しくないぼくがなぜこの鉄道の記事を書き出したのかというと、この岳南鉄道の車窓風景が「工場萌え」的にすばらしいからなのだ!
初めて知ったのは時刻表の路線図だっただろうか、北海道の札幌から北に延びる路線がずっと気になっていた。駅が30近くあって、終点までほかの路線にまったく接しない行き止まり路線なのだ。 その路線の名は札沼線。だけど今回改めて地図を見てみたら学園都市線という名前になっていた。 沿線はどんな風景なのか、終点の駅はどんな雰囲気なのか。気になったので乗ってきた。
もっぱら工場とか団地とかジャンクションを愛でています。著書に「工場萌え」「団地の見究」「ジャンクション」など。(動画インタビュー) 前の記事:大阪/東京・マンションポエム対決! > 個人サイト 住宅都市整理公団 なにがどうなって恋愛模様が見えてきたりするのかというと「行き先表示」を「想っている相手」と見立てることによる。品川駅に「駒込方面行き」とあったら「品川くんは駒込さんが好き」と解釈するわけだ。(なんで品川が男性で駒込が女性なのかは自分でも分かりません) なぜこんなふうに見立てたかというと、予想以上に行き先表示にイレギュラーがたくさんあったから。もっとシステマチックに順繰りに主要駅が示されるかと思いきや、いきなり「なんでその駅を行き先にした?」という例がけっこうあったのだ。前述の品川における駒込表示もそのひとつだ。なんで品川で駒込。 この唐突さは、恋だ。思いがなければこんなへんな風にな
もっぱら工場とか団地とかジャンクションを愛でています。著書に「工場萌え」「団地の見究」「ジャンクション」など。(動画インタビュー) 前の記事:「いらっしゃいませ」を曲にする > 個人サイト 住宅都市整理公団 以前ぼくは、みんなのイメージの中では東京はどこまでだと感じるかを調査したことがある。「どこまで東京?」という記事はそのまとめだ。 こういうことに興味を持っている人間が「主要10駅あまり」と言われてエキサイトしないわけがない。これはいわば「オバマが決める『どこまで東京?』」ということではないか! JR東日本に問い合わせれば、それがどの駅でどのような理由で主要扱いされたのかすぐにわかるが、ここはあえて自分で巡って確かめてみよう。 なぜならそのほうが楽しいからだ。効率的な人生を送りたいのならそもそもデイリーポータルZのライターなどやるべきではないのだ。 厳重な警備の中をかいくぐって出かけるそ
乗り鉄、撮り鉄など、いろいろ細分化された鉄道趣味界に、駅めぐりというジャンルもある。特徴的な駅舎を観てまわったり、終点駅、秘境駅をめぐるなんてのも人気だ。 しかし、鉄道が運ぶのは人だけではなく、貨物もある。つまり僕たち一般人が乗り降りする駅だけでなく、貨物を積み降ろしする駅もあるわけだ。 そこで、貨物になった気分で駅を観てまわる、貨物駅めぐりをしてみよう。 (萩原 雅紀) 人は乗り降りできない駅 線路がたくさんある光景が好きで、少し前からそんな場所の写真を撮って歩いている。 ひとくちに線路がたくさんある場所、とは言っても、大規模な駅や電車の車両基地、機関車が休む機関区などいろいろあって、特に最近、なぜか惹かれるのが貨物駅だ。
プラレールの人気っぷり プラレールは私が生まれた頃からある。 私は今39歳なので少なくとも40年前から…と思って調べてみたら1956年に誕生したそうだ。 今年で51才。 男パフェなどでたびたび記事に出演して頂いてる川崎さんとプラレールが同い年だった。
[作品名]鉄道将棋という提案 [投稿者]タノウエタカヒロさん (タノウエタカヒログ) [コメント]電車の路線図と将棋を無理やりくっつけてみました。将棋をやっているだけなのに、現代に合戦を再現したような臨場感が見所です。 石原たきび のコメント はい、その提案お受けしたいと思います。「地下鉄飛車」は知りませんでしたが、将棋の戦法って面白いネーミングが多いですよね。いま調べたら「鳥刺し」「丸山ワクチン」なんてのもある。路線図に駒を載せた瞬間、風雲急を告げますね。すばらしい。そして、飛車の前に歩がいたりと、微笑ましいシーンも。これは一刻も早く協会を作って、全国に広めるべきでしょう。 林雄司 のコメント 将棋に詳しくないうえに大阪の路線図に土地勘がなかったのですが、最後の「これを読んで心動いた人はとにかく実際に遊んでみてほしい(というか私と遊んでほしい)。」という素直なコメントに楽しさが伝わりまし
市ヶ谷に「のりもの倶楽部」という書店がある。 実はこの書店、先日「シチューをかき回しながら市中引き回しルートをたどる」というチャレンジ(自分の中では)をやったときに、ぐうぜん見つけた。 そのときはちょっと立ち寄ったのみで終わってしまったが「のりもの」と銘打ってるだけあり、店内で販売している書籍やグッズなどはとても濃度の濃いものばかりで、いずれ正式に取材せねばなるまいと思ったので、このたび取材させてもらった。
2013年の春、突然「西武秩父線」というキーワードがニュースになった。 西武鉄道の大株主である外資ファンドが株を買い増しして、もし経営権を握ったら不採算路線として西武秩父線を廃止にするかも知れないというのだ。 それは大変だ!何とかせねば!と思ったのだけど、株も経営の知識も資金も持っていない僕にできることは、沿線に何があるのかを見てくることくらいだった。 というわけで、西武秩父線の各駅で降りて周辺を散策してきた。
よく「身近に不思議なことがひそんでいる」などというが、ぼくにとってのそれは駅の改札口にある生け花BOXだ。 というか、みなさん気づいておられるだろうか、あの存在に。 2004年に書いた「改札口の生け花を鑑賞する」から9年。あらためてこの可愛らしくも不思議な物体を愛でてみよう。
2013年春、西武鉄道の大株主である外資ファンドが西武秩父線を廃止にするかも知れないというニュースが流れ、それは大変だ!何とかせねば!と思ったけど僕には打つ手がない。とりあえず西武秩父線の各駅で降りて周辺に何があるのか見てくることにした。 という記事を先月に書いたのだけど、西武秩父線にたどり着く前にページが尽きてしまったため、今回が後編である。いよいよ西武秩父線に突入、終点の西武秩父まで向かいます。 前編はこちら→「僕たちが東吾野駅で降りて幻の石塔を見つけるまで」
いよいよリニアモーターカーが実用化されようかという昨今ですが、いまだに観光用ということで各地の路線でSLが走ってたりします。さらに、新橋駅前のSL広場をはじめとした、各地の公園などにもオブジェと化したSLが展示されているし……。 このように、実用としてではないものの今でも意外と色んなところで見かけることがあるSLですが、私有地でガンガンSLを走らせている例というのはまずないんじゃないでしょうか。……そんなホテルに行ってきました。 1975年群馬生まれ。ライター&イラストレーター。 犯罪者からアイドルちゃんまで興味の幅は広範囲。仕事のジャンルも幅が広過ぎて、他人に何の仕事をしている人なのか説明するのが非常に苦痛です。変なスポット、変なおっちゃんなど、どーしてこんなことに……というようなものに関する記事をよく書きます。(動画インタビュー) 前の記事:都会の観光協会イチオシの観光地は……? >
NHKの朝ドラ『あまちゃん』でも、モータリゼーションにおされて経営不振に悩む鉄道会社がいかにお客さんを集めるか、というのが物語の大きなポイントとなっていましたが、車移動が基本になっている田舎ではどこも同じような状況のようで……。 そんな中、常識外れな衝撃的テコ入れをすることによってお客さんを集めようとしている駅が鳥取県にあるらしいのです。 果たしてどんなテコ入れなのか!? というわけで早速行ってきました。 1975年群馬生まれ。ライター&イラストレーター。 犯罪者からアイドルちゃんまで興味の幅は広範囲。仕事のジャンルも幅が広過ぎて、他人に何の仕事をしている人なのか説明するのが非常に苦痛です。変なスポット、変なおっちゃんなど、どーしてこんなことに……というようなものに関する記事をよく書きます。(動画インタビュー) 前の記事:海なし県・埼玉に自称「海の家」があった! > 個人サイト Web人生
急ぎの移動には新幹線や飛行機を使う。特急列車も走っているし、レンタカーを飛ばしてもいいかもしれない。しかし、そんなに急ぐ必要があるのだろうか。ゆっくり行こうではないか。 そこでゆっくり移動の代表「ローカル線」に乗ってみようと思う。乗るのは木次線。一部ではローカル線の西の横綱と言われる路線だ。一日3本しか走っておらず、もう幻と言ってもいいかもしれない。
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