静岡市の中心部を歩いているとよく目にするものがある。それが裸婦像だ。この裸婦像をめぐって、難波喬司 市長は「時代にそぐわない」として展示場所を見直す考えを示唆。一方、設置した当時の市長は「未熟な感覚」と話している。 【画像】中心部を歩いていると”裸婦像”を目にする機会の多い静岡市 市の中心部に裸婦像 中には名品も静岡市の中心部には彫刻作品が点在していて、少なくとも15体は裸婦像もしくは少女の裸体像だ。 中でもJR静岡駅南口の駅前広場にある「勝利のヴィーナス」像と「洗濯する女」像はフランス出身の画家・ピエール=オーギュスト・ルノワールの作品として知られている。 印象派の巨匠として名高いルノワールだが、晩年はリウマチ性関節炎に苦しみながらも彫刻の制作にも取り組み、当時は若手の彫刻家だったリシャール・ギノの力を借りながら、約15点の作品を残した。 市長が設置場所に疑問呈する1994年に設置された