レコメンデーションの虚実(最終回)~ソーシャルレコメンデーションという新世界:ソーシャルメディア セカンドステージ(1/2 ページ) いまレコメンデーションが求められる理由 これまで18回にわたって、レコメンデーションの可能性とその限界についてさまざまなアプローチから考えてきた。 レコメンデーションという用語がなぜいま注目を集めているのかという理由を、もう一度ここで提示しておこう。最大の理由は、検索エンジンやブログのRSS配信など、使いこなすためには高度なスキルが必要なツールでは、情報の洪水をうまく泳ぎ切るのが不可能になりつつあるからだ。ネットの情報量が認知限界を超えてしまっているのである。以前(認知限界をどう乗り越えるのか)にも書いたが、認知限界というのは米国の経営学者が発明した言葉で、外の世界がどんどん複雑になってくると、人間はその複雑さを処理できなくなってしまうという意味だ。情報の量
「日本のITは、アメリカに負けていない。自信を持って海外に出て行ってほしい」――ネットワーク関連イベント「Interop Tokyo 2009」(千葉・幕張メッセ)で6月12日、ニワンゴ取締役の西村博之(ひろゆき)氏とドワンゴ取締役の夏野剛氏が基調講演し、IT業界関係者にこう呼び掛けた。 テーマは「インターネットの未来像:ポストインターネット」。2人は、ニコニコ動画などで起きているできごとの紹介を織り交ぜながら、ネットと政治や、テレビとネットの関係、日本のITやコンテンツについて語り合った。話は時に大きく脱線していたが、2人の息の合った掛け合いに、2000人近い聴衆は笑いながら聴き入っていた。 「この基調講演が満杯ということは、日本経済の危機だ」 夏野 今日はこれから、雪が降ります。ひろゆきがこの時間(講演は午前11時45分にスタート)に起きているから。こんなことは、まずありません。 さっ
ウェブの収益化は不可能なのか? 相次ぐサービス停止と日本のウェブ 02-6 月-09 友引 by maskin 100年に1度ともいわれる不況の中、ネット関連の多くの事業がサービス停止に追い込まれている。2009年3月決算期を過ぎ、閉鎖の勢いが加速しているようだ。 ネットサービスは、実体がないと指摘されながらも、期待値を含みながら成長してきた。売上がなくても「ユーザー数」をその価値基準に生きのびてきた。しかしながら、蓋をあけてみると、収益力の有無が生存能力に直結していることが露呈された形となり、その幻想は打ちくだかれた形となったといえそうだ。 一方で、Web2.0を喧伝した梅田望夫氏が「日本のWebは「残念」と発言したことが話題を読んでいる。「日本のWebの悪いところは?」ときかれると沈黙するなど、どうやら問題を直視できていないと思われるが、閉鎖が悪だとすると、一体何が問題だったと
いまちょうど月刊誌向けにweb2.0を「総括」する原稿を書いている途中にこんなのが。 日本のWebは「残念」 梅田望夫さんに聞く(前編) (1/3) http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0906/01/news045.html 「あれだけ煽っておいて、思い通りにいかなかったからって残念はねえだろう」という気持ち半分、「梅田望夫氏の進化のスピード以上にネットが変化したってことなのだから、ネットの未来を信じた彼からすると本来は本望なんじゃないのか」と不思議な感じが半分。どうも梅田氏は日本のweb=はてなと思っているように読める。 そうじゃない日本のwebも多いと思うがな。 個人的には、そこまでいうなら彼が取締役として関わったはてながアメリカ進出した際に成功に導くのが彼の役割であったろうし、株式市場に上場するなりしてより多くのユーザーの利益になるよう社業
WEB3.0が到来するとしたら、どんな内容が含まれると予想しますか? またそれはいつころだと思いますか? 秀逸な回答であれば最大1000ポイントをご提供いたします。
最近どうもパッとしない学会 情報系でいうと、日本には電子情報通信学会や情報処理学会というすばらしい学会がある。学会は自分の研究成果を世に問うたり、研究の動向を把握したり、同じ研究分野や関連する研究分野を専門とする研究者との交流を活性化するためになくてはならない存在だ。 しかし、最近どうもパッとしない。私としては全国大会等に参加する意義を感じられなくなってきている。みんながみんな私のように思っているかどうかはわからないが、実際のところ学会としても発表の質の低下や参加者数の減少等は危機的状況にあると認識しており、頭を悩ませているのが現状だ。 学会発表の場で闊達な議論をしあっていた人たちはどこへ行ってしまったのか。時代とともに技術を熱く語る人たちはいなくなってしまったのだろうか。いや、いなくなったわけではない。場所を変えただけだ。むしろ、より熱い議論が繰り広げられている。 最先端の討議の場所は個
上野研究室MI-TECH横浜祭特設サイト 5月31日、6月1日に開催される武蔵工業大学MI-TECH祭横浜祭での上野研究室の活動に関する特設サイトです。 トークショー「アキバ文化論」のおしらせ 現代GPプロジェクト企画第二弾として、アキバ系アイドルまぐかっぷさん、および本学出身ギーク系アイドルゆいせきこと 松村飛志さん、SFC学生しゃおこと澤田翔さん、SFC講師の岡部大介氏をお招きし「web2.0技術とメディア論、文化人類学の接点としてのアキバ文化」に関するトークショーを以下の要領で行います。関心ある方はぜひご参加ください。 日時 2008年6月1日(日) 開場-12:45 開演-13:00 終了-14:30 場所 武蔵工業大学 横浜キャンパス 2号館(メディアセンター) 1階 中演習室 (横浜市営地下鉄ブルーライン 中川駅 徒歩5分) 参加者 司会 :岡部大介氏(慶應義塾大学政策・メ
マウスによるドラッグで、東西南北自由な方向に地図スクロールさせる代わりに、MITが作ったTimelineで過去と未来の時間軸を自由に移動してみよう(編集部) Timeline Live Examples, Religion Timelines Live Examples, Dinosaurs 筆者は地図が好きですが、歴史も好きです。そして、この2つは密接な関係があります。例えば、地図に見える不自然な道路や施設などが、なぜ不自然に見えるのかという理由が歴史に埋もれていることがあります。 一例を挙げれば、JR中央線の東中野から立川まで真っすぐの路線が延びている理由は、現在の沿線を見ても分かりませんが、建設当時の状況を見れば一目瞭然です(その辺りはほとんど農地で、土地の既得権でもめることが少なかった)。逆に、歴史の不思議を読み解くために地図は有効な手段となります。 羽村取水堰から四谷大木戸まで続
正直に話そう。われわれはみんなソーシャルメディア中毒者なのだ。病みつきになっているのだ。それが「Twitter」の新しいアプリケーションであろうと、「Facebook」の新しい機能であろうと、または新しい「ソーシャルなんとかサービス」であろうと、われわれは夢中になっている。しかし、われわれは判断基準にはならないかもしれない。実のところ、ソーシャルメディアにかかわると時間が取られるし、ほとんどの人はそれほど自由な時間があるわけではない。それでは、平均的な人々はどのようにソーシャルメディアにかかわることができるのだろうか。そして、そのためには実際にどれくらいの時間が必要なのだろうか。 ソーシャルメディアにかかわるために必要な時間 われわれの目にとまったのは、Museum 2.0というブログの以下の投稿である。 [補足説明:Museum 2.0は、Web 2.0の技術と哲学を探究し、それを(現実
2007/08/22 お気に入りのWebページを複数ユーザー間で共有、コメントするソーシャルブックマークが次の段階に移ろうとしている。はてなやライブドアなど既存のソーシャルブックマークは、それぞれのポータルサイトなど特定のページにアクセスして、人気ブックマークを閲覧し、興味を持ったWebサイトにアクセスする使い方が一般的。ソーシャルブックマークの登録も含めて、ユーザーの能動的な行動が欠かせなかった。しかし、「知の共有」というソーシャルブックマークのメリットを受動的に得られるサービスが登場した。 「能動的なメディアではなく、ページが上から降ってくるような受動的なメディアを作りたかった」。Firefoxのサイドバー上でソーシャルブックマークを利用できるようにするプラグイン「swimmie」を発表したCurioの取締役兼CTO 大澤昇平氏は、swimmieをこう説明する。swimmieはWebブ
いいね! 5 ツイート B! はてブ 477 Pocket 96 今、個人発サービスがアツイ。字幕inやSocialTune、コトノハなど人気サービスの一部には個人サービスが多い。その背景には、安い高性能マシン、何でも無料の開発環境、ウェブ上にある各種ノウハウ情報などがある。 個人的には、このような環境であれば、もっともっと個人発サービスが出てきてもよいと感じるのだが、それほどまで爆発的に増えているようには思えない。やはりそこには、誰でもできる超参入障壁の低い個人サービス、自由が多くなんでもできる個人サービスだからこその「自由の中の不自由」みたいなものがある。実際に作る時間を作るのは難しいし、開発をいつでもやめる自由もある。責任もない。飽きる。と現実にサービスを出すとなると大変なのである。 長々とひっぱったが、そんな個人サービスを作るコツを今までの経験から書き出してみた。 個人サービスをつ
現在のウェブには、人間のためには何テラバイトもの情報があるが、コンピュータはこれを利用できない。HTMLのページの内側には、難しい形でフォーマットされていて機械には処理するのが難しい形で情報が詰まっている。いわゆるWeb 3.0は、本物のセマンティックウェブの前ぶれとなる可能性が高い。ここでは「Web 3.0」という言葉を、主要なウェブサイトがWebサービスへと変わっていき、世界に対して情報を効果的に示すようになるという意味で使っている。 この変化は、次の2つのうちのどちらかの形で起こるだろう。一部のウェブサイトは、Amazonやdel.icio.us、Flickrなどの例に従い、REST API経由で情報を提供していくようになるだろう。他のサイトは、情報は独自の形式を維持するが、DapperやTeqlo、Yahoo! Pipesのようなサービスを使って作られたマッシュアップを通じて外へ出
ビッダーズ関連サイトの統合に伴い、出品・購入・会員登録などの機能はご利用いただけなくなりました。 詳細は以下のページをご確認ください。 【重要なお知らせ】ビッダーズ関連サイトの統合について
コメント・トラックバック プロフィール 濱川 智 株式会社カレン マーケティング本部 ユニバーサルデザインコンダクター Webサイトやパンフレットなど、企業からの情報発信をユニバーサルデザイン(UD)へ改善する「カレン・ユニバーサルデザインWebサービス」の商品企画・コンサルティングを担当。 障害者クリエイター・NPOなど数多くのパートナーとの協業により、実際の障害者や高齢者の視点・立場を取り入れ、情報へアクセスする際の「バリアの発見」と「改善」を繰り返す「スパイラル・アッププロセス」によるデザイン設計・改善による「情報のUD」を手がける。 さらに「情報のUD」普及を目的としたセミナー講師・講演・執筆活動にも積極的に取り組んでいる。 [講演] 2005年5月:「Webアクセシビリティシンポジウム」ハーモニーアイ 2005年8月:「情報のUDがもたらす障害者就労の可
The list went on and on. But what was it that made us identify one application or approach as "Web 1.0" and another as "Web 2.0"? (The question is particularly urgent because the Web 2.0 meme has become so widespread that companies are now pasting it on as a marketing buzzword, with no real understanding of just what it means. The question is particularly difficult because many of those buzzword-a
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