AKB48やK-POPは日本の音楽市場にどんな変化をもたらすのか。音楽業界で一時代を築いた石坂敬一氏が今後を分析する。 BIGBANG、超新星、BEASTらK-POPボーイズグループや、4Minute、KARA、少女時代らガールズグループを次々とデビューさせ、今のK-POPブームを牽引するユニバーサル ミュージック。同社相談役の石坂敬一氏は、70~80年代の音楽産業高度成長時代に、東芝EMI(現在のEMIミュージック・ジャパン)に君臨した名物ディレクターだった。ザ・ビートルズの通称ホワイトアルバムに収められていた『オブ・ラ・ディ・オブ・ラ・ダ』を日本で唯一シングルカットし、大ヒット。邦楽部門では原田知世、薬師丸ひろ子らを育成し、大物の移籍劇(矢沢永吉、BOØWY、松任谷由実ら)にも関与した音楽界の重鎮だ。 94年にユニバーサル ミュージックの前身、ポリグラムにヘッドハンティングされた後、ユ