2009年11月02日14:00 カテゴリ書評/画評/品評Taxpayer 死刑囚の基本的人権 - #書評_ - 福田君を殺して何になる リアル書店にて購入。 福田君を殺して何になる 増田美智子 (各リンクはbk1へのもの) 404 Blog Not Found:もう一つの実名匿名問題 彼を「山口県光市母子殺害犯」と呼び続けるのは、彼からそれ以外の属性を奪うことでもある。むしろそちらこそ彼の犯した罪にふさわしいという見方もできるのかも知れないが、彼にも一人の人間として裁かれる権利がある。 本書は、まさにその立場に立脚して書かれた一冊である。一読すれば、本書の署名は必然であり、「福田君」なしには本書は本書たりえないことは明白である。 と同時に、著者は告発せずにはいられない。 福田君の判決を死刑にしてしまった責任が、誰にあるのかを。 本書「福田君を殺して何になる」は、光市母子殺害事件に関するル