6月23日、国立感染症研究所は国内初、そして世界初となる「オズウイルス感染症」の症例を報告しました。 オズウイルス感染症とは、どのような感染症なのでしょうか? オズウイルスとは?オズウイルスはオルソミクソウイルス科トゴトウイルス属に属するウイルスです。 このウイルスが見つかったのは比較的最近のことであり、2018年に愛媛県のタカサゴキララマダニというマダニからオズウイルスが見つかったことが報告されています。なお、このオズウイルスは現時点では日本以外の国では見つかっていません。 オズウイルスは、アメリカで報告されている重症のマダニ媒介感染症であるバーボンウイルスなどと近縁のウイルスであり、マウスに感染させると重症化することが分かっていました。 また、この後行われた疫学調査では、山口県、和歌山県、三重県、大分県、岐阜県、千葉県のイノシシ、サル、シカなどの動物がこのオズウイルスの抗体を持っている
新型コロナウイルスが流行する中、病院にいる患者のベッド周辺に集まる親族ら=中国・河北省で2022年12月22日、AP 新型コロナウイルスの感染爆発が起きている中国で、中国政府が11月下旬、中国内に拠点を置く民間の受託解析企業に対して新型コロナウイルスのゲノム配列の解析を当分の間、行わないよう通知していたことが関係者の証言で明らかになった。中国政府は変異株の動向に関わる情報を厳格に管理することで、中国内で新たな変異株が発生した場合などに、国内外の世論に与える影響を最小限に抑える狙いがあるとみられる。 14億の人口を抱える中国での大規模感染で、新たな変異株が発生する懸念については米政府なども指摘している。中国の保健当局は解析や分析を続けるとみられるが、民間企業や研究機関が自主的に行う解析を制限し、情報統制を強めれば、ウイルスの変異の早期発見やワクチンなどの開発に影響を及ぼす懸念もある。 関係者
厚生労働省は、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけの見直しに向け、本格的な検討を始める方針を固めた。季節性インフルエンザ並みの「5類」への引き下げが念頭にあり、近く専門家を交えて新型コロナの感染力や感染した場合の症状の重さ、変異の可能性などの評価に着手する。感染者隔離の根拠となっている入院勧告や医療費の公費負担、ワクチンの無料接種など特例的な措置の見直しも検討する。 感染症法では感染力などに応じて1~5類のほか、新型コロナが指定されている「新型インフルエンザ等感染症」の類型がある。新型コロナは患者隔離などの強制的な措置が可能で、「2類相当」とされるが1類並みの強い措置もある。
厚生労働省が15日に発表した新型コロナウイルスの新たな感染者は東京都内で1万1196人、全国では10万2829人で、いずれも前の週の火曜日より増えています。 【動画】解説・感染レベル“4段階”に見直し…「第8波」対策 旅行や帰省自粛「医療非常事態宣言」 厚生労働省によりますと、15日午前0時までに報告された東京都の新たな感染者は1万1196人で、前の週の火曜日に比べて2531人増えました。 前の週の同じ曜日を上回るのは11日連続で、都の感染者が1万人を超えるのは9月14日以来となります。 一方、全国の新たな感染者は10万2829人で、前の週の火曜日と比べて2万1428人増え、およそ2か月ぶりに10万人を超えました。北海道は1万0906人で初めて1万人を超えています。 亡くなった方の報告は88人で、重症者は前の日より22人増え257人でした。
【独自】“フルロナ”同時感染の男性 39.8℃高熱で震えが…医師「同時流行が現実味」[2022/11/10 12:25] インフルエンザと新型コロナウイルスに同時に感染する、いわゆる「フルロナ」。実際に同時感染と診断された男性に、症状など話を聞くことできました。 ■「フルロナ」で39.8℃高熱…震え止まらず “コロナ”と“インフル”に同時感染 男性(30代):「自分が感染するって、ダブルでというのは信じられなかったです。コロナの陽性は、仕方ないかなというのはあったんです。同時にかかるというのは、自分のなかではあんまり考えていなかった」 こう驚きを口にしたのは、新型コロナと季節性インフルエンザに同時感染した男性です。 男性:「高熱で39.8℃が一番最高だった。大変でした。熱が出る前に結構、震えが止まらなくて。めちゃめちゃ体が冷えるというか」 そこで、先に体調を崩していた妻と子ども2人と共に、
梅毒に感染し、手のひらに出た発疹(男子のためのSTDハンドブック「Male STDs:Action Guide」から引用) 国立感染症研究所は1日、今年報告された梅毒の感染者数が累計で1万141人との速報値を発表した。現在の調査方法になった平成11年以降、年間で1万人を超えたのは初めて。交流サイト(SNS)やマッチングアプリなどで不特定多数と出会って性行為をすることが感染拡大の一つの要因になっている可能性があるとの見方もある。 海外からの流入の影響を心配する声もあったが、新型コロナウイルスの流行で水際対策が強化されても増加したことから、国内で性行為を通じて感染連鎖が広がっている可能性が高い。 感染者数は過去10年ほどの間、減少した年もあるが基本的に増加傾向。25、26年は1000人台だったが、昨年は8000人弱と過去最多を更新していた。都道府県別では東京、大阪など大都市圏で多くなっている。
過去最多の感染者数を更新し、死亡者も過去最悪レベルで増えている新型コロナウイルスの第7波。 なし崩し的に「社会経済活動を回す」という方針が決められ、医療は逼迫した状態が続いている。 政府の分科会や厚生労働省のアドバイザリーボードの専門家有志は、出口戦略を示す提言を出したが、このまま対策緩和に突き進んで問題はないのだろうか? BuzzFeed Japan Medicalは、提言には名を連ねず、8月18日のアドバイザリーボードで新型コロナが常在している「エンデミック」期の見通しを出した京都大学大学院医学研究科教授の理論疫学者、西浦博さんに聞いた。 ※インタビューは8月19日に行い、その時点の情報に基づいている。 なぜパンデミック中に「エンデミック」の見通し?——今回、「エンデミック」期の見通しを出しているわけですが、まず感染症の流行状況を指す「パンデミック」「エピデミック」「エンデミック」の意
初めまして。僕は菊地成孔(きくち なるよし)と申します。音楽と著述を生業にしていまして、SNSというものは基本、やらないし、やったとしても、自分のライブや新刊、イベントの宣伝にしか使っておりません(それも全てマネージャーがやっています)。 なのですけれども、今月22日に、コロナ陽性反応が出まして、結論から先に申し上げると、少なくとも、僕個人に関しては「今度のコロナは感染力強いけど、重症化しない=行動制限もしませんよ」という図式は、真っ赤な嘘で、これは大げさではなく「一歩間違えたら死んでたかも」という経験をしました。 そこで、「SNSというのは、本来、こういうことを発信するためにあるのでは?」と思い、こうして発信させていただいている次第です。やっと今、フラフラではありますが、長文をキーパンチできる肉体的余裕が出てきた。という側面もあります。症状が出始めて10日目、抗原検査で陽性反応が出て9日
欧米などを中心に報告が相次いでいる「サル痘」に、東京都内に滞在している、北中米に住む30代の男性が感染していることが確認されました。国内でサル痘の患者が確認されたのは、今月25日の1人目に続いて2人目となります。 感染が確認されたのは北中米に住む30代の男性です。 東京都は国籍を明らかにしていません。 厚生労働省によりますと、男性は頭痛や筋肉痛、けん怠感、それに口の中に発疹の症状があって27日、医療機関を受診し都の検査を受けて28日、サル痘への感染が確認されたということです。 日本国内でサル痘の患者が確認されたのは2人目です。 現在は、都内の医療機関に入院していて、容体は安定しているということです。 男性は今月下旬に北中米から日本に入国していますが、海外に滞在中から症状があり、現地で感染した可能性があるということです。 また、今月25日に確認された国内で1人目となった患者との接触はないとい
東京都は28日、都内で過去最多となる4万406人が新型コロナウイルスに感染していることを新たに確認したと発表しました。 都内で一日に4万人を超えるのは初めてです。 一方、都は、感染が確認された7人が死亡したことを発表しました。 東京都は28日、都内で新たに10歳未満から100歳以上の4万406人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。 都内で一日に4万人を超えるのは初めてです。 1週間前の木曜日に比べるとおよそ1.3倍で、8500人余り増えました。 前の週の同じ曜日を上回るのは9日連続です。 また、人工呼吸器か、ECMO=人工心肺装置を使っている重症の患者は、27日より3人増えて27人でした。 一方、都は、感染が確認された50代の女性1人と、80代から100歳以上の男女6人の合わせて7人が死亡したことを発表しました。 専門家「爆発的な感染状況続き社会機能の維持に影響
動物由来のウイルス感染症「サル痘」の感染者が5月以降、欧米を中心に増加し、WHO(世界保健機関)も警戒を強める中、米疾病対策センター(CDC)は「Morbidity and Mortality Weekly Report(MMWR)」6月3日号に「米国でのサル痘の感染症例はゲイやバイセクシュアルの男性、または男性と性交渉する男性(MSM)に集中しており、皮膚と皮膚の密接な接触によりウイルスが伝播した可能性が示唆された」との報告を掲載した。 報告書の共著者の一人である、CDCのDivision of Global Migration and QuarantineのJennifer McQuiston氏は「感染者のほとんどは、発症前21日間に海外旅行に出かけたと報告している。またMMWRが調査した患者の大半はMSMと確認されている」と話した。
7月に国内で初めて確認された「ケンタウロス」と呼ばれるオミクロン株の新たな変異株である「BA.2.75」。その感染力は「従来のオミクロン株の3倍」と言われています。 新たな亜種はいったいどのようなものなのでしょうか? オミクロン株の亜種『ケンタウロス』国内初確認 「ケンタウロス」は、「BA.2」系統から変異した75番目の亜種です。 これまでも、「BA.2」系統の亜種はありましたが、誕生しては消えていました。その中で「BA.2.75」は生き残り、今、感染が拡大しているということです。 SNSや医師の間では、「ケンタウロス」とも呼ばれています。 また、長崎大学病院の森内浩幸教授によると、過去の変異株と比べてあまりに異質であることから「半人半獣のケンタウロス」と表現されているといいます。 この記事の画像(4枚) では、この「BA.2.75」とはどのようなものなのか、詳細を見ていきます。 強い感染
欧米などを中心に報告が相次いでいる「サル痘」に東京都内の男性が感染していたことがわかりました。 国内で「サル痘」の感染者が確認されたのは初めてです。 男性はヨーロッパで感染したと見られ、厚生労働省は欧米などに滞在した人で、発疹などの症状がある場合は、念のため医療機関を受診するよう呼びかけています。 感染が確認されたのは東京都内に住む30代の男性です。 厚生労働省によりますと、今月15日以降、けん怠感や発疹、発熱、頭痛の症状が出て、25日に医療機関を受診し、都の検査で「サル痘」への感染が確認されたということです。 国内でサル痘の感染者が確認されたのは初めてです。 現在は、都内の医療機関に入院していて、容体は安定しているということです。 国籍は明らかにしていません。 男性は先月下旬にヨーロッパに渡航し、今月中旬に日本に帰国したということで、現地で「サル痘」の感染者との接触があったということです
感染のピークがいまだ見えない新型コロナ。 19日は全国で6万6745人の感染が発表されています。 東京都は、都内で新たに1万1018人が感染していることを確認したと発表しました。都内で感染確認が1万人を超えるのは8日連続です。 福井県は過去最多となりました。 このような中、負担が増えているのが医療機関です。 2週間前の“1.7倍” 全国で往診の要請相次ぐ 新型コロナウイルスの感染が再び急拡大するなか、夜間や休日に往診を行う医師グループへの依頼が2週間前の1.7倍まで増え、検査で陽性と判断される患者の割合も半数を超え、医師グループは、基本的な感染対策を徹底するよう呼びかけています。 夜間や休日に登録した医師たちが往診を行う「コールドクター」によりますと先月下旬から発熱などを訴える患者からの往診依頼が急増し、17日までの1週間では、2週間前の1.7倍まで増えました。 検査で陽性と判断される患者
東京都内の新型コロナウイルスの感染状況について、都の専門家は警戒レベルを最も高いレベルに引き上げるとともに「感染拡大のスピードが急激に加速している。増加比が継続すると、1週間後には第6波のピークを超えてこれまでに経験したことのない爆発的な感染状況になる」と述べ、強い危機感を示しました。 東京都は都内の感染状況と医療提供体制を専門家が分析・評価するモニタリング会議を開きました。 この中で専門家は「大規模な感染拡大が継続している」と分析し、感染状況の警戒レベルを1段引き上げ、4段階のうち最も高いレベルにしました。感染状況が最も高いレベルになるのはことし4月以来です。 この時は第6波の感染拡大で1月に最も高いレベルに引き上げられ、3か月余り維持されました。 新規陽性者の7日間平均は13日時点で1万110.1人となり、1週間前の2.3倍と大幅に増加しました。 専門家は「感染拡大のスピードが急激に加
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く