「息子が生まれたのが100年後だったなら」 人間の体であまりイメージの良くない部位のひとつに、肛門がある。排せつ物の出口であるために汚いと感じる人も多いだろう。 そんな肛門のイメージが変わるかもしれない研究が最近話題になった。ニュースサイト「ザ・ヴァージ」は2020年4月、次のように報じている。 「米スタンフォード大学の研究者らはスマート・トイレの試作品を作った。そのトイレは、利用者を『アナル・プリント(肛門紋)』で識別し、モニターする。トイレにはカメラやセンサーが設置されており、排せつ物の情報を集め、利用者の健康状態を調べるためのデータを分析する」 これは英誌「Nature Biomedical Engineering」に掲載された研究で、肛門でトイレの利用者を識別し、便や尿から健康状態をチェックし、クラウドなどへ情報を蓄積して健康を管理するものだ。トイレするだけで日常的に健康状態をチェ
