イスラエルと隣国レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとの間の停戦合意をめぐり、イスラエル軍はレバノン南部からの撤退期限の26日を過ぎても駐留を続けています。イスラエル軍がレバノン南部の自宅に帰還しようとした住民などに発砲し、多くの死傷者が出ているとも伝えられていて、今後も停戦が維持されるのか懸念されています。 去年11月に発効したイスラエルとヒズボラの間の停戦合意では、60日以内にレバノンの正規軍が停戦監視にあたるためレバノン南部に展開し、これに応じて地上侵攻していたイスラエル軍とヒズボラの双方がこの地域から撤退することになっています。 ただ、イスラエルはレバノン側が合意の内容を完全に履行していないとして、軍の撤退期限だった現地の26日明け方を過ぎても駐留を続けていて、住民に対して、軍が展開している地域に帰還しないよう警告しています。 一方、レバノンのメディアによりますと26日、多くの