ロシアによるウクライナ侵攻から2月で3年になるのを前に、国土交通省は国内の大手ゼネコンなど100社余りに対し、ウクライナの復興に向けて現地の橋や道路の修復に協力するよう呼びかけました。
キーウ(CNN) トランプ米大統領の就任演説で最も顕著だったのは、ウクライナについての言及がなかったことだ。しかしその数時間後、トランプ氏は特有の気楽でまとまりのない話し方で、ウクライナ戦争に対する自身の姿勢を明らかにした。そしてそれは、予想以上にロシアに対して厳しいものだった。 トランプ氏はホワイトハウスで記者団に対し、ロシアのプーチン大統領についてこう語った。「彼は取引をすべきだ。取引をしないことで彼はロシアを破壊していると思う」 トランプ氏はこれまでになく率直に、戦争がロシアにもたらした経済的損害に焦点を当てた。「ロシアは大きな問題を抱えることになると思う。彼らの経済を見てほしい。ロシアのインフレ率に注目すべきだ」と述べ、10%に近づいている物価上昇率を指摘した。「私は彼(プーチン氏)とうまくやっていた。彼が取引をしたいと望んでいることを願う」 さらにトランプ氏は、戦争でのロシアの死
ルーマニアでは去年11月に行われた大統領選挙でSNSを活用した無名の候補が首位となり、その後選挙が無効になったことを受けて、ことし5月にやり直しの選挙が行われることになりました。 ウクライナの隣国ルーマニアでは去年11月、大統領選挙の投票が行われ、それまで無名の存在でロシア寄りの姿勢を示すジョルジェスク氏がSNSのTikTokを活用して知名度を高めて首位となり、決選投票へ進みました。 しかし、決選投票を前にルーマニア政府が機密文書を公開して、選挙がロシアによる介入の標的となった可能性や親ロシア感情を広めることをもくろむ勢力が動画の拡散に関与していたなどと指摘し、先月、憲法裁判所が選挙を無効とする判断を下しました。 これを受けてルーマニア政府は、16日、やり直しの大統領選挙をことし5月4日に行うと発表しました。 この選挙にジョルジェスク氏が立候補するのかは明らかになっていませんが、主要政党や
【1月13日 AFP】韓国の国会議員は13日、ロシア軍の援軍としてウクライナ紛争に派遣された北朝鮮兵のうち、すでに約300人が死亡、2700人が負傷したと述べた。 国家情報院(国情院)の報告を受けた李成権(イ・ソングォン)議員は記者団に対し、「北朝鮮部隊のロシアへの派遣は(ロシア西部)クルスク州を含む範囲まで拡大され、北朝鮮兵の死者は約300人、負傷者は2700人と推定される」と語った。 李氏は「死亡した兵士の所持品から見つかったメモ」による情報として、特殊部隊「暴風軍団」の所属とされる北朝鮮兵は「捕虜になる前に自決か自爆を命じられている」と述べた。 李氏によると、捕虜になりそうになった北朝鮮兵の1人は「金正恩(キム・ジョンウン)将軍」と叫び、手りゅう弾を起爆させようとしたが、射殺された。 また李氏は国情院の分析として、北朝鮮兵は「現代戦に対する理解の欠如」が明らかで、そのためロシア軍によ
米国のM1エイブラムス戦車。2016年6月、ラトビア・アダジ(Karlis Dambrans / Shutterstock.com) ウクライナ軍の残り数少ない米国製M1エイブラムス戦車の1両が先週、味方のウクライナ特殊作戦軍の部隊によって破壊された。ロシア軍の手に渡るのを防ぐためだったとみられる。 【画像】遺棄されたウクライナ軍のM1エイブラムス戦車も攻撃する同軍のドローンチーム ウクライナ軍が昨年8月以来、ロシア西部クルスク州で支配する650平方kmほどの突出部の北西周縁部にあるウクライナ側の陣地に対して、ロシア軍は今月5日、戦車や装甲車およそ50両を投入した大規模な攻撃を行った。参加したのはロシア海軍の第155、第810両独立親衛海軍歩兵旅団とロシア空挺軍の第106親衛空挺師団の部隊だったと伝えられる。 この攻撃は、同じ日に突出部の反対側の北東周縁部でウクライナ軍が行った攻撃を妨害し
ロシアからヨーロッパ向けの天然ガスが停止したことで、さまざまな混乱が広がっています。 旧ソビエトのモルドバへの供給が停止され、ロシアの強い影響下にある沿ドニエストル地方で発電用のガスが不足する事態となり、計画停電が始まっています。 ロシアの政府系ガス会社「ガスプロム」は、ウクライナ経由でのヨーロッパ向けの天然ガスの輸出を今月1日から停止しています。 ウクライナが、侵攻を続けるロシアの収入源を減らす必要があるとして、去年末で切れる契約の更新を拒否したためです。 契約終了にあわせてロシアは、これまでの支払いが滞っているとして、ウクライナ経由となるモルドバへの天然ガスの供給を今月から停止しました。 その結果、モルドバから一方的な分離独立を宣言し、ロシアの強い影響下にあるにもかかわらず、沿ドニエストル地方では発電用のガスが不足する事態となり、当局とする組織は4日、1日3時間の計画停電を行うと発表し
ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナで行われた世論調査で、ロシアが東部と南部のあわせて4州とクリミアの占領を続けるものの、ウクライナがNATO=北大西洋条約機構に加盟して真の安全保障を得るという戦争終結のシナリオを支持する人が最も多く64%となりました。 ウクライナの調査機関「キーウ国際社会学研究所」は3日、12月に行った世論調査の結果を発表しました。 それによりますと、ロシアによる軍事侵攻をめぐって「和平を即座に実現し、独立を維持するため、領土の一部を放棄してもいい」と答えた人は38%と、前回の去年10月の調査より6ポイント増え、2022年5月に最初の調査が行われて以降、最も多くなりました。 一方、「いかなる状況でも領土を放棄すべきではない」と答えた人は前回より7ポイント減って51%でした。 また、戦争の終結に向けた3つのシナリオを提示した質問では、「ロシアが東部の2州と南部の2州、クリ
ウクライナのドニプロペトロウシク州で、訓練に参加する同国軍第1独立強襲大隊ダ・ヴィンチの兵士たち(2024年12月12日撮影、資料写真)。(c)Roman PILIPEY/AFP 【1月3日 AFP】ウクライナ国家捜査局(SBI)は2日、同国軍の第155機械化旅団から1700人以上が脱走したとの報道を受けて、脱走と職権乱用の容疑で捜査を開始したと明らかにした。中には、フランスでの訓練中に脱走した兵士もいるという。 第155機械化旅団は、ロシアの新たな攻勢に備え軍備を増強するために昨年創設された部隊の一つで、人員は4500人。フランスが人員の約半数に訓練を施し、装備を提供していた。だが、さまざまな問題に悩まされており、ある議員には「管理がお粗末」と非難された。 著名なジャーナリストのユーリー・ブトゥソフ氏は12月、第155機械化旅団から1700人が戦闘に参加せずに無断離隊し、フランスで訓練中
ロシア産天然ガスをウクライナ経由で欧州にパイプライン輸送する契約が1月1日に失効する。ロシア側は期間5年の輸送契約を延長する姿勢を見せていたがウクライナ側が拒否した。ロシア・オレンブルク州のガスプロムの施設で2023年9月撮影(2024年 ロイター/Alexander Manzyuk) [モスクワ 31日 ロイター] - ロシア産天然ガスをウクライナ経由で欧州にパイプライン輸送する契約が1月1日に失効する。ロシア側は期間5年の輸送契約を延長する姿勢を見せていたがウクライナ側が拒否した。ウクライナは年間約8億ドルの中継料収入を失うことになり、モルドバなどが影響を受ける。ただロシアのウクライナ侵攻を受けてガス価格が高騰した2022年の危機の再来はないとアナリストはみている。 31日1700GMT時点のウクライナのガス輸送業者のデータで、1日にロシアからガス輸送の予定がないことがないことが確認さ
イギリスの経済紙フィナンシャル・タイムズは、ロシア軍が日本と韓国との間で戦争になった事態を想定し、両国の防衛施設や原子力発電所など合わせて160か所の攻撃対象リストを作っていたと報じました。 これはフィナンシャル・タイムズが、2014年までに作られたロシア軍の機密文書を確認したとして、31日に報じました。 それによりますと、ロシア軍はNATO=北大西洋条約機構との戦争が東アジアに拡大した事態を想定し、日本と韓国の攻撃対象160か所を記したリストを将校の訓練用に作っていました。 このうち82か所が司令部や基地などの防衛施設で、資料には北海道の奥尻島にある航空自衛隊のレーダー施設の写真や建物などの正確な寸法も記されていたということです。 それ以外は民間のインフラで、日本では山口県と福岡県を結ぶ関門トンネルや茨城県東海村の原子力関連施設、韓国ではともに南東部のポハン(浦項)の製鉄所やプサン(釜山
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まってまもなく3年となる中、激しい戦闘が続くのが東部ドネツク州のウクライナ軍の輸送拠点、ポクロウシクをめぐる攻防です。ウクライナ軍の報道官はNHKの取材に対し「ロシア軍の兵力は4倍だ」と述べ、厳しい戦いを強いられているとの認識を示しました。 ウクライナ東部ドネツク州の要衝、ポクロウシクは、ウクライナ有数の工業都市、ドニプロと主要道路や鉄道で結ばれていて、ウクライナ軍は東部の前線に兵員や物資を送るための輸送拠点として利用しています。 アメリカのシンクタンク「戦争研究所」によりますと、ロシア軍は、ことし夏以降、ポクロウシクなどをねらってドネツク州で進軍の速度を上げ、先月下旬までのおよそ3か月間で、去年1年間に掌握した地域の3倍近い1100平方キロメートル以上を掌握したということです。 ロシア軍は現在、ポクロウシクの南側からおよそ3キロの地点に展開していると
旧ソビエトのジョージアで、EU=ヨーロッパ連合への加盟を求める市民がデモを行う中、反欧米の立場で知られるカベラシビリ氏が、29日、新しい大統領に就任しました。大統領官邸を去った親欧米の前大統領は、新大統領に正当性はないと批判しました。 ジョージアでは29日、新しい大統領の就任式が行われ、元プロサッカー選手で、反欧米の立場で知られるカベラシビリ氏が就任しました。 カベラシビリ大統領は、10月の議会選挙で過半数を獲得した与党「ジョージアの夢」の支援を受け、12月、議会の投票で大統領に選出されました。 一方、EU加盟を求める親欧米の野党やズラビシビリ前大統領はそもそも10月の議会選挙に不正があったとして、カベラシビリ氏を大統領と認めていません。 首都トビリシでは、11月、政府がEUとの加盟交渉を中断すると発表して以降、およそ1か月にわたって市民の抗議デモが続いており、この日も、就任式が行われた議
ロシアの政府系ガス会社は、旧ソビエトのモルドバへの天然ガスの供給を1月から停止すると発表しました。過去の支払いが滞っていることが理由だとしていますが、EU=ヨーロッパ連合への加盟手続きを進めるモルドバ側は、関係が悪化しているロシアが、エネルギーを政治的な武器にしていると強く反発しています。 ロシアの政府系ガス会社「ガスプロム」は12月28日、1月1日から旧ソビエトのモルドバへの天然ガスの輸出を停止すると発表しました。 これに対して、モルドバのレチャン首相はSNSに「ロシアは真冬に人々を電気も暖房もない状況に追い込もうとしている」と投稿し、強く非難しました。 「ガスプロム」は、天然ガスの輸出停止の理由について、モルドバ側の過去の供給分に対する支払いが滞っているためだとしていますが、レチャン首相は、国際的な監査で無効とされた債務は受け入れられないとして、ロシアはエネルギーを政治的な武器として使
先月5日(現地時間)、ウクライナのジャーナリストがロシア西部クルスク地域で訓練を受ける北朝鮮軍の姿として公開した動画の一場面。 [テレグラム キャプチャー] 北朝鮮軍がドローンの危険性をまともに把握できず、ゾンビのように駆け寄ってきて狙いやすい標的になっているというウクライナ特殊部隊兵士の肉声が伝えられた。 【写真】ウクライナ軍が公開したドローンの映像に捉えられた北朝鮮兵士 17日、ラジオ・フリー・アジア(RFA)は、ロシア西部クルスク地域に配置されたウクライナ第8特殊作戦連隊所属のミハイロ・マカルク下士(副士官)の証言を公開した。 RFAによると、この日第8特殊作戦連隊はフェイスブックに50人の北朝鮮軍人を射殺したとし、ドローン攻撃映像を掲載した。この映像で、北朝鮮軍と推定される彼らはFPV(一人称視点)ドローンと出会うと逃げたり木の後ろに隠れたりした。 マカルク下士は「200人ほどが私
ロシア極東の学校で、生徒たちが北朝鮮独自の思想を学ぶ課外活動が始まり、ウクライナ侵攻後の両国の関係強化を象徴するものとして受け止められています。 ロシア極東ハバロフスクにある学校では、北朝鮮の建国の父とされるキム・イルソン(金日成)主席が唱え、国家の指導理念とされた「チュチェ思想」を学ぶ課外活動のクラブがことし10月に設立されました。 クラブはこの学校の歴史教師のクシニレンコさんが、ハバロフスク市内にある北朝鮮の在外公館の支援を受けて立ち上げ、11歳から17歳までの生徒25人が所属しています。 18日は「チュチェ思想」の歴史や、ウクライナ侵攻後、ロシアと欧米諸国との対立が深まる一方で、ロシアと北朝鮮のつながりがいっそう大事になっていることなどを議論していました。 教室の壁にはプーチン大統領とともに北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)総書記の顔写真が掲げられていたほか、ことし6月に両首脳が会談
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く