繊細で美しいタッチで描かれたモンスターのイラストからは、静かな迫力を感じられる。イラストレーター・Toy(e)さんの描く作品『有害超獣』がSNSを中心に注目を集めている。Twitterでは、「怖いけどカッコイイ」「見ているだけでワクワクする!」「世界観が秀逸すぎる」など、多くの反響が寄せられ、3月10日現在で10万フォロワーを突破。今回は、この『有害超獣』シリーズを描いたきっかけや、アイデアの源泉についてを、作者であるToy(e)さんに語ってもらった。 【ヘキラク】鉄の塊を飛ばせるようになっても、人類はまだ空を征服出来ていない。―――航空課管制班より ――『有害超獣』とは、どのような作品ですか? 「『区内』と呼ばれる島が舞台の物語です。突如として現れた超常の獣、通称『超獣』が跋扈(ばっこ)し始めて区内を破壊していく中、その災害に対抗する組織として区役所が立ち上げられたところからスタートして