「ついに」というべきか、「やっと」というべきか。米国時間10月14日、マイクロソフトは「Silverlight 2」正式版をリリースした。 クロスブラウザー、マルチプラットフォーム、動画配信に強いブラウザープラグイン……といったキーワードから、「Flash対抗馬」と言われてきたSilverlight。だが、マイクロソフトが狙う本命は「WebアプリケーションのUI」にあることは、以前に本誌の記事でも触れたとおりだ(関連記事)。 とはいえ、実際にはSilverlightの最初の正式バージョン「Silverlight 1」の時点では、必ずしもUI開発に向いた機能が充実しているとは言いがたかった。Silverlightは「2」になってやっと、マイクロソフトが標榜する「RIA(リッチ・インターネット/インタラクティブ・アプリケーション)を実現できるプレゼンテーションレイヤのテクノロジ」になったのだ。