【読売新聞】 花粉症の人たちにはつらい、スギ花粉が舞う季節が迫ってきた。花粉をなくすことはできないか――。その願いに応えようと、全国に先駆け、神奈川県厚木市の県自然環境保全センターで、花粉を出さない無花粉スギの苗を大量生産する計画が

ケニアのトゥルカナ湖東岸で見つかった150万年前の足跡/Kevin G. Hatala/Chatham University (CNN) 今から150万年以上前、2種の古代人類が湖岸で出会い、恐らくは互いに目と目が合った。初期の人類は当時、体高2メートルもある巨大アフリカハゲコウなどの野生生物に満ちあふれた大地を行き交っていた。 柔らかい泥の中に残された足跡の化石は、予期せぬ特別な瞬間を記録していた。これはヒト亜族の2種が自分のテリトリーを守る競争相手としてではなく、居住場所を共有する隣人として暮らしていたことを物語る。 足跡に関する研究は、11月28日の科学誌サイエンスに発表された。論文筆頭著者で米チャタム大学准教授のケビン・ハタラ氏は「同じくらいのサイズで体格の大きいヒト亜族の2種が、同じ土地にいたのは驚きだった」と解説する。 「彼らは同じ湖のほとりで数時間から数日のうちに、互いに同じ
澤田侑那 理学研究科修士課程学生(研究当時)、佐藤拓哉 生態学研究センター准教授、佐藤臨 東京都立大学特任研究員、大澤剛士 同准教授、故・松本和馬 森林総合研究所博士、Ming-Chung Chiu 国立台湾大学助教、岡田龍一 神戸大学研究員、佐倉緑 同准教授からなる国際研究グループは、ハリガネムシに行動操作されたカマキリが、水平偏光を多く含む光を反射するアスファルト道路に引き寄せられ、その多くがハリガネムシとともに斃死している可能性を示しました。本研究成果は、生物多様性喪失の原因の一つである「進化的トラップ」が、宿主の環境応答を介して共生生物にも生じることを示す世界でも初めての研究成果です。 本研究成果は、2024年10月15日に、国際学雑誌「PNAS Nexus」にオンライン掲載されました。 「ハリガネムシに感染したハラビロカマキリがサンプリングできる期間は一年の中でも限られており、そ
行く先々で「うちの会社にはいないタイプだよね」と言われるが、本人はそんなこともないと思っている。愛知県出身。むかない安藤。(動画インタビュー) 前の記事:札幌で美味しいチャーハンが食べたい~牛タン炒飯~ > 個人サイト むかない安藤 Twitter その名も「Y」の悲劇 この本を手に取ったきっかけは知り合いに勧められてなのだけれど、読んでみようと思ったのはそのタイトルが僕の好きな小説と同じだったからということもある。 「Y」の悲劇 小説「Yの悲劇」はエラリークイーンが1930年代に発表したミステリーである。 Xの悲劇、Zの悲劇とともに最高に面白いのだけれど、エラリークイーンは個人的に「エジプト十字架の謎」という国名シリーズが最高におすすめです。 この本、エラリークイーンの小説と同じタイトルなのである。ただし区別するため「Y」にカッコがついている。 今回はこの本を書いた北海道大学の黒岩先生に
「タバコが体に悪い」ということは知っていても、喫煙の具体的な影響はイメージしにくいという人は多いはず。「タバコを吸うことの問題とその影響」について、科学系YouTubeチャンネルのKurzgesagtが解説しています。 Smoking is Awesome - YouTube 最初に、Kurzgesagtは「喫煙の問題は、それがとても素晴らしいということです」と述べています。 タバコの体への害を抜きにして正直に言えば、喫煙者がタバコを吸うと気分がよくなるのは確かです。 それだけでなく、タバコは仕事に集中する上で役立ったり、定期的に休憩を取る口実になったり、退屈を防いだり、食欲を抑えたりといった効果もあります。また、喫煙者はグループを形成しやすいため、タバコをきっかけに社交的な関係を築くこともできます。 唇は体の中で最も敏感な部位のひとつであり、そこにタバコをくわえることも深い満足感をもたら
紅麹問題について当院の患者さんからも質問を受けることが多くなってきましたので、紅麹の話をまとめたブログを書いていたのですが、丁寧に書くと量が多くなってしまって時間がかかっています。すみません。 ところで、この小林製薬の紅麴製品問題、メディアなどでも多く報道されていますし、小林製薬が記者会見を開いたりしていますが、医薬品安全性管理の専門家の私としては、議論のポイントがずれているような違和感を感じるのです。 多くの方々が亡くなったり入院したりしていると報道されていますが、症例経過などの情報が詳細に開示されていないので、健康被害の内容については推測するしかありませんから、ここではあまり議論しません。この点については小林製薬の情報開示は極めて悪く、大きな問題です。どういう病状、病態が起きているのか、がわからないので、「腎障害が起きている人で紅麹製品を服用していた人」はすべて健康被害のカウントに入っ
男性・女性の違いを説明する際に「男性脳・女性脳」という表現が使われることがあります。「男性脳・女性脳」は科学的な根拠に基づく概念なのか、単純化された言説はなぜ問題なのか、認知神経科学者の四本裕子教授(総合文化研究科)に聞きました。 多次元的なヒトの脳 ── 「男性脳・女性脳」という概念に科学的根拠はあるのでしょうか? 「男性脳・女性脳」の概念は、性別による脳の違いについて言及したものですが、そもそも「性」とは非常に多元的な概念です。社会的・文化的に定義される「性」(ジェンダー)が多様であるように、生物学的に定義される「性」(セックス)も複雑です。生物学的に定義される「性」には、遺伝的な染色体で決まる「性」、精巣や卵巣で決まるホルモンの分泌と関係する「性」、セクシュアル・フェノタイプと呼ばれる表現型の「性」などがあり、人によってはそれらが必ずしも全て一致するとは限りません。一方で、男性・女性
ロンドン(CNN) 英国の動物園が、ひわいな言葉の悪態を連発するオウム集団のリハビリのため、アダルト鳥園と化す危険を冒して新たな計画を採用した。 リハビリの対象は、イングランド東部リンカンシャーの動物園に寄贈されたオウム目のヨウム8羽。このうち5羽は2020年、下品な言葉を直すために群れから切り離して隔離されていた。 しかし動物園は23日からこのアプローチを変え、隔離していた5羽を、新たに寄贈された口汚い「エリック」「キャプテン」「シーラ」の3羽と一緒に群れへ戻すことにした。 「彼らを移動させる際に箱から出てきた言葉は衝撃的で、本当にひどかった。普通のののしり言葉ではない、正真正銘の放送禁止用語だった」。同園のスティーブ・ニコルズさんはCNNにそう語る。「我々はものすごく下品で口汚いオ8羽のヨウムを、暴言を吐かない92羽と一緒にする」 もしもこの作戦がうまくいけば、8羽のヨウムは群れの仲間
理化学研究所(理研)生命機能科学研究センター 染色体分配研究チームの三品 達平 基礎科学特別研究員(研究当時、現 客員研究員)、京都大学 生態学研究センターの佐藤 拓哉 准教授、国立台湾大学の邱 名鍾 助教、大阪医科薬科大学 医学部の橋口 康之 講師(研究当時)、神戸大学 理学研究科の佐倉 緑 准教授、岡田 龍一 学術研究員、東京農業大学 農学部の佐々木 剛 教授、福井県立大学 海洋生物資源学部の武島 弘彦 客員研究員らの国際共同研究グループは、ハリガネムシのゲノムにカマキリ由来と考えられる大量の遺伝子を発見し、この大規模な遺伝子水平伝播[1]がハリガネムシによるカマキリの行動改変(宿主操作[2])の成立に関与している可能性を示しました。 本研究成果は、寄生生物が系統的に大きく異なる宿主の行動をなぜ操作できるのかという謎を分子レベルで解明することに貢献すると期待されます。 自然界では、寄生
神崎星辰 @chiee007 たぶんメチル水銀とかとのアナロジーで考えておられて悪意はないのだろうが、生物濃縮という現象に対する浅い理解含めて、ちょっと世間的にデマとなっては危ないので専門的見地から下記スレッドにコメントします。 twitter.com/miyadai/status… 2023-09-03 16:12:01 宮台真司 @miyadai 貴殿は有機結合トリチウムを見逃している。生体内でトリチウム水のままなら短時間(4日以内)で代謝されて生体濃縮の機会がないが、それを構成するトリチウム原子が有機物(蛋白や脂肪や核酸)と結合すると生体内に長く留まる間に(大部分は生物半減期40日で一部は1年)捕食されて生体濃縮されうる。 有機結合化のメカニズムは水素置換。植物の光合成過程や動物の消化過程で、有機物内の水素原子が他の水素原子に置換されるので、トリチウム原子にも置換される。このメカニズ
国際原子力機関(IAEA)は今月4日、福島第一原発の処理水約130万トンを海に放出するという日本の計画について、処理水の放出が人や環境に与える影響は「無視できる程度」だとしてお墨付きを与えた。
国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長(写真)は5日、訪問先の福島県いわき市で地元関係者らと対面し、日本政府と東京電力が計画する福島第一原子力発電所の処理水放出について、IAEAが最後まで現地で監視し続けると説明した。都内で4日撮影(2023年 ロイター/Issei Kato) [東京 5日 ロイター] - 国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は5日、訪問先の福島県いわき市で地元関係者らと対面し、日本政府と東京電力が計画する福島第一原子力発電所の処理水放出について、IAEAが最後まで現地で監視し続けると説明した。 IAEAは前日、日本の処理水放出計画について「国際的な安全基準と合致している」とする報告書を発表し、日本政府に提出した。海洋放出が人や環境に与える影響は無視できるものと結論づけたが、地元の福島をはじめ全国の漁業団体などは放出に反対の姿勢を変えていない。 グロッシ氏は
Fish Keep Falling from Sky Onto Same Town and Experts Aren't Sure Why <オーストラリアの砂漠地帯の端に位置する町に、無数の魚が降ってきた。世界各地で観測されるこうした現象はなぜ起きるのか?> オーストラリア北部準州(ノーザンテリトリー)の奥地にある辺境の町ラジャマヌで今月、大量の魚が空から降ってくるという奇妙な現象が起きた。州都ダーウィンから900キロメートルほど南の乾燥した大地にあるこの町では、しばしば雨ではなく、魚が降る。今回のような出来事は、過去30年間で4回目。前回は2010年に、魚が空から降り注いだ。 ■【写真】道路に散らばる無数の魚...豪ラジャマヌの町に魚が降った様子 「巨大な嵐が町へと向かっているのが見えたが、ただ雨が降るだけだと思っていた」。中央砂漠地方議会のラジャマヌ選出議員アンドリュー・ジョンソン・
アルツハイマー型認知症の発症を避けるにはどうすればいいのか。分子生物学者のニクラス・ブレンボー氏は「アルツハイマー病の治療法は確立されていないが、発症には微生物の関与が疑われている。このためデンタルフロスを使っていると、予防効果があるかもしれない」という――。 脳細胞が死滅し記憶が消えていくアルツハイマー病 アルツハイマー病は高齢者に降りかかる最悪の不運の一つだ。この神経変性疾患に侵されると生涯の記憶がゆっくりと消えてゆき、やがて愛する人々のことさえ思い出せなくなる。長く生きた末に迎えるきわめて残酷な終焉(しゅうえん)である。 この病気の特徴は脳にタンパク質のプラークが現れることだ。このプラークはアミロイドβと呼ばれるペプチド(鎖状につながったアミノ酸)が凝集し、小さな塊になったものだ。この塊ができる理由はわからないが、これが脳内で炎症を引き起こし、やがて脳細胞を死滅させる。 そうであれば
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この研究で注目したヨーロッパメンガタスズメは、毎年ヨーロッパとアフリカの間を3800km以上も移動する大型で夜行性の渡りをする昆虫だ。(PHOTOGRAPH BY CHRISTIAN ZIEGLER / MAX PLANCK INSTITUTE OF ANIMAL BEHAVIOR) 大型のガの仲間であるヨーロッパメンガタスズメ(Acherontia atropos)を刺激すると鳴くことがある。背中には髑髏(どくろ)のような模様があり、映画『羊たちの沈黙』では死の象徴としてカメオ出演を勝ち取った。 いわば悪名高きこの昆虫の夜間飛行の追跡に、このたび科学者がついに成功し、8月12日付けで学術誌「Science」に掲載された。夜に飛ぶ昆虫の個体を追跡するなど不可能だとかつては考えられていた。 最も衝撃的な発見は、ヨーロッパメンガタスズメがドイツのコンスタンツにある空港から、スイスのアルプス山脈
オーストラリア西海岸中央部で、世界最大の植物が発見された...... Chris Gordon-iStock <オーストラリア西海岸中央部で、世界最大の植物が発見された......> ユネスコ(UNESCO)の世界遺産に登録されているオーストラリア西海岸中央部のシャーク湾で、一個体として180キロ以上に広がる海草の一種「ポシドニア・オーストラリス」が見つかった。 これは既知の植物として最大となる。その研究論文が2022年6月1日付の「英国王立協会紀要B」に掲載された。 染色体数が通常の2倍 西オーストラリア大学とフリンダース大学の研究チームは、シャーク湾の海草藻場の遺伝的多様性を調査するべく、2012年と2019年にシャーク湾の計10カ所でポシドニア・オーストラリスの試料144点を採取し、遺伝子マーカー1万8021件を解析した。その結果、1本のポシドニア・オーストラリスから200平方キロに
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