笙野 頼子 大半の皆様へ 初めまして、笙野頼子という無名の作家です。一人でものを言いがちな私小説家です。 桐野夏生様、星野智幸様、一部の皆様へ 御無沙汰しております。私のことなどはもうお忘れかと、……。 さて、……。 あなた方はこの署名によって、さらには私からの質問を黙殺する事によって歴史に名を残します。 文学史の片隅に残る私自身が、ささやかな業績をかけて、死んでも残します。 世界勢力と戦う無名の女性たちの大活躍を描くその隣に、当時の「小説家」達が何をしていたかを記録として残します。 と、申し上げた上で、……。 「小説家」を名乗る皆様が準公人であり、発言に責任をお取りになるであろう事を想定してお尋ね致します。 そうです、この「小説家」についたカギカッコは皆様ひとりひとりの自称を表す、というか引用のカギカッコとして付けています。決してアイロニーのカギカッコではありません。念のためですが申し上