全国の地下鉄や新幹線で携帯電話の通話やインターネット接続のためのアンテナ整備が加速している。 大阪市営地下鉄御堂筋線では来月中にも全区間で利用可能になるなど、携帯電話各社が<最後の空白地帯>と呼ぶエリアの解消が近づく。 アンテナが設置されるのは各駅やトンネル内など。地下鉄は携帯電話各社が費用を全額負担、新幹線は国やJRと費用を分担する。 大阪市営では中央線が4月中、御堂筋線が5月中、別の6路線も今年中に全区間で利用可能になる予定だ。東京メトロ、東京都営、名古屋市営も3月でほぼ全域で使えるようになり、京都、神戸両市営でも近く工事が始まる。 東海道新幹線(東京―新大阪)は10年前にアンテナを整備済みだが、延長約640キロのほぼ半分がトンネルの山陽新幹線(新大阪―博多)では、新大阪側から工事が進み、今年中には広島駅まで使用できる区間が延びる。JR西日本の在来線と関西大手私鉄5社(南海は地下区間な