みずほ銀行は、支店に勤めていた行員が貸金庫から顧客の現金あわせて数千万円を盗んでいたとして、6年前に懲戒解雇の処分にしていたと発表しました。 貸金庫から金品を盗む不祥事は、三菱UFJ銀行などでも明らかになっていて、金融業界の信頼が揺らぐ事態となっています。 みずほ銀行の発表によりますと、2019年に支店の貸金庫から2人の顧客の現金合わせて数千万円が盗まれたことが明らかになり、当時、この支店に勤めていた行員が盗んだことを認めたということです。 銀行は盗みが明らかになってすぐにこの行員を懲戒解雇の処分にし、金融庁に報告するとともに再発防止策を講じたとしていますが、こうした内容についてこれまで公表していませんでした。 公表をしなかった理由について、銀行は「被害の訴えをいただいたお客さまと個別に協議し、解決していたことも踏まえ公表は実施していなかった」と説明しています。 みずほ銀行は1月から貸金庫
