「人生というハイウェイでは、追い越し車線だけをひたすら走り続けることはできない」──長距離ランナーでもある作家村上春樹の言葉だ。42.195キロのマラソンの世界には、さまざまなドラマが詰まっている。記録更新と勝負、そして名誉をかけて挑むトップアスリートたち、途中で棄権する引き立て役、勝負をおぜん立てする演出家もいる。市民ランナーもそれぞれが自分の限界に挑む。そこでは、ひとりひとりが主役だ。
「人生というハイウェイでは、追い越し車線だけをひたすら走り続けることはできない」──長距離ランナーでもある作家村上春樹の言葉だ。42.195キロのマラソンの世界には、さまざまなドラマが詰まっている。記録更新と勝負、そして名誉をかけて挑むトップアスリートたち、途中で棄権する引き立て役、勝負をおぜん立てする演出家もいる。市民ランナーもそれぞれが自分の限界に挑む。そこでは、ひとりひとりが主役だ。
去る2008年10月25日,「地元民も知らないアートな墨田路地裏探訪サイクルツアー」を敢行しました。ブログやWeb発信でネット上でも影響力のあるクリエイターや,地域振興のカギを握る地元のキーマンなど総勢30人が参加して,わが地元,墨田区の路地裏を自転車で回ったのです。 その結果,私たち地元民でも気づかなかった郷里の魅力が,スケッチや写真としてブログやネットに続々公開されることになりました。そして,地域振興のシンポジウムや展示会でも,素晴らしい作品群が発表,紹介されました。さらに懇親会を通じて,墨田区の魅力に初めて出会って感動したクリエイターやネットワーカーと,区内のキーマンが新たな親交を結ぶことになったのです。 見えない地域間競争=魅力的なブログ記事を集めた地域が勝つ これは,ひそかに始まった「目に見えない地域間競争」に向けたチャレンジです。今後数年間で,ネット上にどれだけ多くの魅力的な『
著作権保護期間を今より20年延長すると「損」なのか「得」なのか――。 日本の著作権法では、著作権保護期間は著作者の死後50年だが、これを70年に延長しようという動きが権利者団体などから起きており、文化庁文化審議会著作権分科会の「過去の著作物の保護と利用に関する小委員会」でも延長の是非について議論が始まっている。 延長賛成派が挙げる理由は「欧米は70年だからそれに合わせるべき」「保護期間が延びれば創作意欲が高まって文化が発展する」「50年は、制定当時の平均寿命から決まったもの。寿命が延びた今は70年に延ばすべき」――などだ。 これに対して延長反対派は「保護期間が延びても現役世代の創作意欲は高まらない」「延長されればパブリックドメイン化するまでさらに20年待たなくてはならず、2次利用・2次創作を阻害して文化の発展にマイナス影響を与える」などと反論してきた。 延長賛成派・反対派はこれまで、シンポ
「『日本沈没』が書けたのは電卓のおかげ」――東京ビッグサイトで12月8日まで開かれているNECのイベント「C&Cユーザーフォーラム」で、SF作家の小松左京さんとノンフィクション作家の山根一眞さんが対談した。小松さんは1970年代から最新コンピュータを創作活動に生かしており、最新機器をそろえた書斎は「テクノ書斎」と呼ばれるほどだった。 「『日本沈没』があんなに売れるとは思わず、悔しい思いをした」――小松さんは、今年映画としてリメイクされたベストセラーSF「日本沈没」を発表した1973年を振り返り、冗談めかしてこう語る。「当時は所得税率が高く、75%も税金で取られてしまったからね。今ならもっと低いのに」(小松さん) 小松さんは、科学知識を駆使して物語を組み立ててきた。「日本沈没の取材時は、日本を沈めるためにはどれぐらいのエネルギーが必要か調べるため、知り合いの学者に『日本列島の目方はどれぐらい
マインドマップの創始者トニー・ブザン氏が、東京で小学生にマインドマップのレクチャーを行った。「自分の好きなこと」をマインドマップにするように言われた児童は楽しく取り組み、終了時には「もっと続けたい」という声が上がるほどだった。 小学生が「マインドマップ」を体験し、最後には「(自分は)賢い!」という声が上がる――英国大使館で、マインドマップの創始者トニー・ブザン氏が教師となり、九段小学校の5年1組・2組の児童(合計50人)に対してマインドマップのレクチャーを行った。マインドマップ普及活動を行うブザン氏公認の団体、ブザン・ワールドワイド・ジャパンの神田昌典社長が通訳を務めた。 マインドマップを使わない状態では、発想力はどのくらいだろうか。小学生を前にしたブザン氏が指示したのは、「ゼムクリップを使ってできること」で思い浮かぶことをいくつでも書き出すようにということだ。終了後、アイデアの数を数える
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