MERSコロナウイルス(マーズコロナウイルス、英: Middle East respiratory syndrome coronavirus, MERS-CoV)は、中東呼吸器症候群 (Middle East respiratory syndrome = MERS) の病原体のコロナウイルス(ベータ型)。通称 MERSウイルス。イギリスロンドンで2012年9月に初めて確認された[1]。 ヒトコブラクダが保有宿主(感染源動物)であるとされ、ラクダとの接触や、ラクダの未加熱肉や未殺菌乳の摂取が感染リスクになる[2]。2021年3月11日までに、サウジアラビアを中心に2574人が感染し、886人(34.4%)が死亡した[3]。 2015年6月現在、中東地域で感染拡大中の新型コロナウイルスである。肺炎(異型であるので診断に注意が必要)を主症状としており、死亡率が40-50%前後と非常に高い。 20
