IoTということばが注目されていますが、ネット上では安全性は大丈夫かという声をよく見かけます。情報セキュリティーが専門の大学の研究グループが調査したところ、家庭用のハードディスクレコーダーや防犯用の監視カメラなどがコンピューターウイルスをばらまくサイバー攻撃に加担していることが分かりました。 IoTは「インターネット・オブ・シングズ」と呼ばれ、「モノのインターネット」と訳されます。スマートフォンなどを使って家電製品をコントロールするだけでなく、工場設備の点検や駐車場の管理をネットを通じて遠隔地から行う取り組みなどが始まっています。産業用を含めて国内では6億台のIoT機器が稼働しているという分析もあります。 情報セキュリティーが専門の横浜国立大学大学院の吉岡克成准教授の研究グループは、日本国内の監視システムに届いたさまざまなサイバー攻撃を調査・分析しました。 その結果、攻撃元のおよそ半分はハ