こんにちは。mattn(@mattn_jp)です。一部の方はご存じかもしれませんが、僕は普段あまり皆さんの前に登場することはありません。どちらかというとお堅いSI業で仕事をしています。社会人になってから今まで一度も、Web業界と呼ばれるB2C(Business to Customer)な職種に転職したこともありません。 ですが、今ではOSS(オープンソースソフトウェア)を通して、多くのエンジニアと友達になり、カンファレンス等で何度かお話しする機会をいただくまでになりました。この記事では、OSSに縁遠いはずの僕が、いかにしてOSSと出会い、そして多くの方たちと知り合うチャンスを得たのかをご紹介したいと思います。 オープンソースとの出会いはVim 日本のVimコミュニティを作る VimConfで作者Bram Moolenaarと握手 Vimから得られたチャンスや出会い GoコミュニティからGo
初稿:2019年9月4日 GIMP (ギンプ)はオープンソース・ソフトウェア(以下 OSS)の信仰者でなくとも多くの人が知っている高機能な画像編集ソフトである。Adobe Photoshop を使いたくなかったり、お金がない人にとっては救世主となっている。 この GIMP の名前の由来は、GNU Image Manipulation Program (GNUライセンスのイメージ編集プログラム)であるが、この名前が差別用語だとたびたび指摘されてきた。 そしてとうとう2ヶ月ほど前に Glimpse (グリンプス)という GIMP のフォーク(派生)が GitHub に出現した。このことに OSS コミュニティでは様々な反応が上がっている。 gimp の意味 gimp は limp (脚を引きずってる)と gammy (不自由な人)を組み合わせた造語(スラング)らしい。体の不自由な人が脚を引きず
「われわれがマイクロソフトを嫌っていたのではない、マイクロソフトがわれわれを嫌っていたのだ」――日本のソフトウェア技術者であり、Rubyの父とも呼ばれるまつもとゆきひろ氏は、日本マイクロソフトが主催する開発者向けイベント「de:code 2016」でこう語った。一体何があったのか。 「オープンソースソフトウェア」の誕生 その歴史は、1996年までさかのぼる。当時、米Microsoftが開発していた「Internet Explorer」の機能強化により、それまで大きなシェアを獲得していたNetscape CommunicationsのWebブラウザ「Netscape」シリーズとの2大ブラウザ戦争が勃発した。その後、Internet Explorerはますます勢いを増し、この勢いに押されたNetscapeは1998年1月にNetscape Navigatorを無償化。しかしシェアの巻き返しには
Linus Torvalds / 青木靖 訳 2016年2月 (TED2016) クリス・アンダーソン 奇妙な話です。あなたのソフトウェアであるLinuxは何百万というコンピュータの中にあり、インターネットのかなりの部分を動かしています。さらに実際に使われているAndroid端末が15億台くらいあって、その1台1台にもあなたのソフトウェアが入っています。これはすごいことで、その開発本部ともなれば、さぞ大層な施設なんだろうなと思っていたので、この写真を見たときはびっくりしました。これがその — Linux世界本部なんですよね?(笑)(拍手) リーナス・トーバルズ 大したものには見えませんよね。この写真の中で最も興味深く、多くの人が反応する部分は、あのトレッドミル・デスクです。私の仕事場で一番興味深いものですが、私はもう使っていません。この2つは関連していると思います。私の働き方として、外的な
By Hugh Gallagher オープンソースソフトウェアの開発・ダウンロードサイトとして老舗の「SourceForge」が、ソフトウェア開発者から三行半を突きつけられるという事態に陥っています。「老舗サイトは、どのようにして堕ちたのか?」をまとめるとこんな感じです。 Black “mirror”: SourceForge has now taken over Nmap audit tool project [Updated] | Ars Technica http://arstechnica.com/information-technology/2015/06/black-mirror-sourceforge-has-now-siezed-nmap-audit-tool-project/ SourceForge grabs GIMP for Windows’ account, wra
世界中のジャーナリストやセキュリティ関連に敏感な人、さらにはエドワード・スノーデン氏のような内部告発者までもが使用している、無料のメール暗号化ソフトウェアが「GNU Privacy Guard(GPG)」です。この暗号化ソフトを1997年からたった一人で開発してきたのがヴェルナー・コッホ氏で、彼が置かれている厳しい現状をProPublicaが明かしています。 The World’s Email Encryption Software Relies on One Guy, Who is Going Broke - ProPublica http://www.propublica.org/article/the-worlds-email-encryption-software-relies-on-one-guy-who-is-going-broke ソフトウェアエンジニアのコッホ氏がGPGの開
このブランド名(読み方は「ジーノーム」)はオープンソースのデスクトップ環境プロジェクト「GNOME」(読み方は「グノーム」)と近いため、オープンソースコミュニティーで物議を醸していた。 GNOME Foundationのトビアス・ミューラー氏は「Grouponがブランド名を選ぶ際、GNOMEの存在に気付かなかったはずはない。そもそもGrouponはオープンソースで構築したと主張しているのに」と語った。 GrouponはGnome立ち上げに際し、Gnomeに関連する28の名称の商標登録を申請している。 GNOME Foundationは同日、「GNOMEの商標をGrouponから守ろう!」キャンペーンを立ち上げ、Grouponに対抗して商標登録を申請するために必要な8万ドルの寄付を呼び掛けていた。 Grouponはこの動きに対し、GNOME Foundationに話し合いを求め、Gnomeの
ソースコードが公開されており、誰でも利用することができる「オープンソースソフトウェア」の中でも、Linuxのデスクトップを形成する重要なソフト「GNOME」の商標が、グルーポンが開発中の新サービスによって乗っ取られようとしています。 GNOMEは、Linuxに対してGUI環境、つまり「見た目」や「ユーザーインターフェイス」を提供する重要なソフトウェア。その業績は過去17年にわたり、2006年には商標登録もされています。 しかし、日本でも運営されている共同購入型クーポンサイト「グルーポン」が開発したタブレット端末向けPOSソフトが、これと同じ綴りの名称「Gnome」の商標を申請。他にも「G NOME」や「G-NOME」など類似の商標を合計28個登録しようとしています。 「グルーポン」で開発を担当しているようなエンジニアなら「GNOME」の名前を聞いたことがないはずはなく、どう考えてもオープン
By Andrew Back コンピュータシステムを導入・維持・管理するのにかかる費用の総額をTCO(Total Cost of Ownership)と言います。数年前に比べてITシステムの導入コストそのものが低くなってきている現代では、ランニングコストをも含めたTCOでコンピュータシステムの導入や運用を検討するべきといえるでしょう。そんな中、フランスの国家憲兵隊(通称ジャンダルムリ)が、オープンソースのOSやソフトウェアを使用することで、IT関連のTCOを40%削減したという事例が発表されました。 French Gendarmerie: "Open source desktop lowers TCO by 40%" | Joinup https://joinup.ec.europa.eu/community/osor/news/french-gendarmerie-open-source
2021年12月16日 ReactOS 0.4.14 がリリースされました。(公式ページ参照) 2020年4月10日 ReactOS 0.4.13 がリリースされました。(公式ページ参照) 2019年9月23日 ReactOS 0.4.12 がリリースされました。(公式ページ参照) 2019年3月4日 ReactOS 0.4.11 がリリースされました。(公式ページ参照) 2018年11月6日 ReactOS 0.4.10 がリリースされました。(公式ページ参照) 2018年7月23日 ReactOS 0.4.9 がリリースされました。(公式ページ参照) 2ちゃんねるのOS板の住人を中心とした有志が構築するReactOSのファンサイトです。MonaOSやZetaOS、HaikuやMenuetOSといったマイナーだけどそこそこの知名度があるOSに興味がある好奇心旺盛なあなたは、ぜひ参加してく
オープンソースからハイスクールフリート、The Beatlesまで何でもありの自称エンターテインメント日記。 CenOS 6.0がリリースされました。 CentOS 6.0のリリースに関するゴタゴタをまとめるのは別の誰かにお任せしますが、ようはリリースが予定よりも半年以上遅れました。 リリースができないOSSプロジェクトはいろいろと問題があるなんて、今更いうまでもないですね。 とはいえ、多少のゴタゴタはどこのOSSプロジェクトにもあるので、それはいいとします。 問題はCentOSは今後とも安定してリリースされるのか? ということです。 いえ、現時点ですでに安定してリリースされていないので、今後とも、というのはおかしいわけですが。 今更説明する必要もないのですが、CentOSはRed Hat Enterprise Linuxのコミュニティビルド版です。 ようは配布されているソースからRed
こんにちは。インフラチームの ebisawa です。 独自に実装した DNS コンテンツサーバ PrimDNS をオープンソースとして公開させて頂きましたのでお知らせいたします。ご興味がありましたらぜひお試しいただければと思います。 グリー内では特に何もしなくてもなぜか各サーバの名前を DNS 解決できたり、その他いろいろなサービスが提供されています。今回公開させていただいた PrimDNS は、もともとグリーのインフラ内で利用されているものをベースに、一般の利用に向けてアレンジしたものです。 公開先はこちら → http://labs.gree.jp/Top/OpenSource/PrimDNS.html なぜ DNS DNS には、かつてより超定番の実装が存在しますが、何らかの理由でもっと他の選択肢もあるといいのに、と思われたことはないでしょうか。 特に DNS のようなインターネット
OpenOffice.orgの開発コミュニティは9月28日、10年間に渡って同プロジェクトを支援してきたOracle(旧Sun Microsystems)から離れ、新たに独立組織「The Document Foundation」を立ち上げると発表した。同組織の下、OpenOffice.orgは新たに「LibreOffice」という名称で開発やリリースが続けられる。 The Document FoundationはOpenOffice.orgの権利を持つOracleからは独立した組織となるが、現在Oracleに対してThe Document Foundationのメンバーとしての参加を呼びかけているほか、「OpenOffice.org」というブランド名をThe Document Foundationに寄付するよう要請しているとのこと。ただし、Oracleから回答は得られていないため、ひとまず
Takuto Wada @t_wada Togetter - 「RT hyoshioka: @ yukihiro_matz 実はなんでBSDライセンスにしなければいけないか理解できない。利益より害の方が大きいと思う。」 http://htn.to/u4dx1F 2010-09-27 12:27:19 Moriyoshi Koizumi @moriyoshit マジレスしていいですか。僕が最近GPLを選択せず、MITライセンスを選ぶ理由、「人生よりコードの寿命のほうがずっと短い」ということ。いくらよく書けたコードも10年あればだめになる。自分の生み出したものから最大限経済的なベネフィットを生み出したいならうるさいこといわないのが一番だ。 2010-09-27 12:28:50 @mikio1978 でも、MITライセンスにすることで得られる経済的ベネフィットって何だろう。サポート契約とかコン
クラウドのプラットフォームとなる、スケーラブルな計算システムと分散オブジェクトストアなどのソフトウェアをオープンソースとして開発しようという「OpenStack」がスタートしました。 OpenStackの中心となったのは、クラウド事業者のRackspace HostingとNASA(アメリカ航空宇宙局)。そのほか、デル、シトリックス、NTTデータ、インテル、AMD、RightScaleなど多くの企業が参加を表明しています。 OpenStackのWikiには、ミッションが次のように記されています。 to produce the ubiquitous Open Source Cloud Computing platform that will meet the needs of public and private cloud providers regardless of size, by
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