険しい山岳地帯や瓦礫が散乱する災害現場、あるいは月や火星のような未知の惑星。 これらの極端な環境をスムーズに移動できるロボットがいたら、人類の探査や救助活動に革命をもたらすことでしょう。 スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)の研究チームが開発した「GOAT(Good Over All Terrains)」は、まさにそんな未来の移動技術を実現するロボットです。 GOATは、周囲の地形に応じて形状を自在に変えながら移動できる「変形ロボット」として設計されており、従来の車輪型や四足歩行型ロボットでは困難だった場所でもスムーズな移動を可能にします。 研究の詳細は、2025年2月26日付の科学誌『Science Robotics』に掲載されました。
