食事とは、五感をフルに使って心と体を満たすもの。だから、「美味しい料理」と「美しい料理」は似ているのかもしれません。 野菜を中心とした体に優しいレシピを考案し続けているフードクリエイターの樋口正樹さん。樋口さんの生み出す料理は「美味しい」だけでなく「美しい」ことも大きな魅力のひとつです。 舌に美味しく目に美しい、心と体が豊かになるレシピを創造し続ける樋口さんのクリエイティビティの源は、ちょっと意外なウェブサービスの活用術にありました。 Pinterestから「見せ方」のインスピレーションを得る 樋口さんは美大を卒業後、18年間にわたりIT企業でデザイナーをつとめたあと、フードクリエイターとして独立しました。積年の不摂生により悪化した自身の健康状態を"食"から改善するため、趣味だった料理の世界に本格的に飛び込んだそうですが、やはりそこは元デザイナー。料理の「見せ方」にもプロ意識がのぞきます。