米グーグルは30日、自動運転車の試験場として作った「架空の町」を初めて公開した。不測の事態を想定した2万通り以上の走行シナリオを車に学ばせているという。公道用を含め600台の試験車を擁し、コンピューター上でも2万5千台の「仮想の車」を走らせてデータを収集。運転を担うAI(人工知能)の精度を高め、人に一切頼らない車の開発を目指す。この日、記者が試乗した試験車には運転手がいなかった。後部座席で担当
トヨタ自動車は、人工知能(AI)でドライバーの感情や好みを把握して運転などに生かす試作車を、今月下旬に始まる東京モーターショーに出品する。マイカー用の4人乗りに加え、シェアサービスでの利用を想定した1人乗りと2人乗りも出すという。 これらの試作車は「コンセプト・アイ」と名付けたシリーズ。カメラやマイクで集めたドライバーの表情や動作、声から、運転手の感情や好みをAIが推し量る。運転手が好みそうなルートを提案したり、疲れた時に自動運転に切り替えたりする。 1月に米ラスベガスであった家電・技術見本市「CES」に4人乗りを出していたが、今回、2人乗りと1人乗りも出品する。マイカー用の4人乗りで蓄積したドライバーごとのデータを、運転手が外出先などで2人乗りや1人乗りのシェアサービスを使う時にも生かす。 2人乗りの「コンセプト・アイ ライド」は、フル充電での航続距離が100~150キロほどの小型の電気
ドライバーに代わって、車がハンドルやアクセル、ブレーキを操作する「自動運転車」。かつてSFの世界で語られた夢の技術が今、現実のものになりつつあります。実現すれば、ドライバーの運転ミスによる交通事故が大幅に減少し、高齢者や障害者などいわゆる「交通弱者」にとって新たな移動手段になることも期待される自動運転車。 その市場は今後、世界的に急拡大するとみられ、開発競争は自動車メーカーにとどまらずITの巨人、グーグルなども参入し、世界的に激化しています。 自動運転開発をめぐる攻防、そして社会課題の解決にいかそうという動きを2回に分けてお伝えします。 (経済部 岩間宏毅記者) 18世紀後半、蒸気を動力に誕生した自動車。それからおよそ250年。 今、人に代わってコンピューターが走行をつかさどる“自動運転車”が現実のものになりつつあります。自動運転車では、人の「目」にあたるカメラなど各種センサーが歩行者や対
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