児童ポルノの動画をネット配信する目的で所持していたとして、福岡県警と警視庁の合同捜査本部は、福岡市博多区のIT企業「フィーゼ」経営者、森本憲容疑者(41)=同市中央区薬院4丁目=と、従業員の男女7人を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(提供目的所持)などの疑いで逮捕したと17日、発表した。捜査本部によると、同社は07年10月〜今年1月、約2億4千万円を稼いでいたという。 福岡県警少年課によると、8人は共謀して1月29日、福岡市内の事務所で、不特定多数にネットを通じて提供する目的で、少女のわいせつ動画をパソコンに取り付けた記録媒体に保存していた疑いが持たれている。 記録媒体には約1万2千本のわいせつ動画が保存されており、うち約3600本が児童ポルノと捜査本部はみている。捜査本部によると、森本容疑者は「インターネットなら人件費があまりかからず、楽して金が入ると思って会社を立ち上げた」と供述して