11月1日、中国のネット空間は、自由化に対する新たな指導部のスタンスを推し量るためのバロメーターにもなりそうだ。写真は中国版「ツイッター」と呼ばれるミニブログ「微薄(ウェイボー)」を見る男性。上海で5月撮影(2012年 ロイター/Carlos Barria) [上海 1日 ロイター] 中国指導部の世代交代を2週間以内に控え、同様の変化がネット上でも起きている。検閲に挑戦するユーザーと取り締まる政府当局。中国のネット空間は、自由化に対する新たな指導部のスタンスを推し量るためのバロメーターにもなりそうだ。 中国版「ツイッター」と呼ばれるミニブログ「微薄(ウェイボー)」は3年前の登場以来、3億人近いネットユーザーが韓国のメロドラマから中国の最新の政治的陰謀まで、何についても意見を述べることができる中国の「(うわさ話に花が咲く)オフィスの給湯室」となっている。
ちょうど、中国・広州で取材中の7月28日、江蘇省の南通市啓東市で激しいデモがおきた。参加者は1万人規模。このデモは死者が出ても不思議ではない。実際、デモ参加者2~4人が警察の暴行で死んだという噂が流れている。 もちろん、当局はガセネタだと否定している。しかし、ツイッターで流れてきた、市民が偶然建物の中からスマートフォンで撮影したらしい映像には、上半身裸の青年が何十人もの警官に取り囲まれ、袋だたきにされ、倒れて動かなくなった様子が映っている。 広州の取材の手がはなせず、現場には行けなかったが、恐ろしいほど臨場感のある写真や映像が次々とツイッターと流れてくるせいで、現場にいなくてもデモ隊の怒りと興奮に感染した。そう知り合いにメールすると、「でもこのデモは日本の企業をターゲットにしているんですよ」と非難めいた返答が来た。 違う、と思う。これを尖閣諸島問題で反日感情が盛り上がってきたところのガス抜
運営企業名「新浪」と「マイクロブログ」を意味する「微博」(中国語)[6]を混合して「新浪微博」と命名[7]。微博とは一般的なサービスの名称であり、他にも複数の微博と称するマイクロブログサービスが提供されているが、中華人民共和国内において単に微博と言えば、特に「新浪微博」を指す。 2007年頃から、Twitterに代表されるマイクロブログサービスが国際的に流行していたが、中国は金盾による通信制限のため利用できない状況にあった。そのため独自にマイクロブログサービスを開発し、最初の新浪微博のテストバージョンを2009年8月14日に公開した[1]。 同年9月には、基本的な機能(メッセージ機能、プライベートメッセージ機能、コメント機能、返信機能)が実装されたバージョンが公開された。その後はユーザー数を順調に増やし、2010年12月には、アクセスの急増による障害が発生した。2011年3月には、登録ユー
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