(世界有数の地震国) 日本は世界有数の地震国である。周辺では4つのプレート(「北米プレート」、「フィリピン海プレート」、「太平洋プレート」、「ユーラシアプレート」)がせめぎ合っており、内陸部には多数の活断層が分布している。このため、日本では、主に、プレート境界で発生する地震、沈み込むプレートの内部で発生する地震、内陸部の活断層等の地殻内で発生する地震といった3タイプの地震が発生する。このように地震が発生する地勢にある日本は、1995年(平成7年)から2004年(平成16年)におけるマグニチュード6.0以上の地震回数が全世界の22.2%を占めている。 日本は、現在、プレート境界で起こる地震である東海地震、東南海・南海地震、プレート境界やプレート内で起こる日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震、首都直下地震等の大規模地震発生の切迫性が高まっており、さらに数多くの活断層が全国各地に存在することに加え、