「リソースファイルで多国語対応のサイトを構築する」では、リソースファイルとjava.util.ResourceBundleクラスを用いて、ソースコードから地域依存のデータ(文字列)を分離する「国際化対応」の手法を紹介しました。しかし、決まりきったリソースファイルの読み込みとプロパティ値取得のために、いちいちスクリプトレットを記述しなければならないのは、あまり好ましくありません。 そこで本稿では、JSTL(JSP Standard TagLibrary)のi18n(Internationalization)タグライブラリに用意された<fmt:message>タグを利用して、スクリプティング要素を使わずに国際化対応のJSPページを作成する方法を紹介します。なお、JSTLタグライブラリのインストール、利用方法については、「個別のJSPページでJSTL宣言を省略する」を参照してください。 解説 (
JSP ではプログラマがカスタムタグライブラリ (Custom Tag Library; 拡張 タグライブラリ) を作成する事で <jsp:include> のような機能を自由に 定義することができます。 カスタムタグは Java コード挿入による可視性低下を防ぐのに大変有用ですが、ページ 固有の処理までカスタムタグ化するのは却って手間と管理が膨大になり大変です。 一般的には以下のような局面での効果が期待できます。 定型記述の簡略化 共通のページヘッダ、ページフッタ、スタイルシートや JavaScript の取り込み、 キャッシュ制御命令といった記述をカスタムタグ化しておくことで JSP が簡素になり 後々のメンテナンスも楽になります。 汎用機能の部品化 タブ切り替えやツリー表示などの汎用的な機能を部品化したり、二度押し防止、バック スペース無効化、自動入力値チェックなどを追加したコンポー
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