はじめに 第1回ではProject Calicoの概要や登場した背景、技術的な特徴などについて紹介しました。今回は、機能や特徴を実現するためにCalicoがどのようなネットワークを構成するのか、どのようなアーキテクチャになっているか解説していきます。 用語解説 まず、用語について説明します。 ワークロード(Workload) Calicoネットワークで管理されるコンテナや仮想マシンの総称です。Kubernetesによって起動されるDockerコンテナやOpenStackのNovaインスタンスなどがこれに当たります。今回はわかりやすいようにコンテナと言い換えて説明していきます。 Calicoノード ワークロードが動作する物理または仮想のサーバ。 ワークロードエンドポイント(Workload Endpoint) ワークロードが実行されるホスト上にあり、コンテナや仮想マシンが接続されるTAPイン
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