神奈川県・大井町の東名高速で、2017年、あおり運転の末に停止させられた車にトラックが追突し、夫婦が死亡した事故で、危険運転致死傷などの罪に問われた石橋和歩被告(30)に対する、差し戻し審の初公判が、午前11時から横浜地裁で開かれた。 【画像】東名あおり運転事故がキッカケで「あおり運転」が社会問題化した(画像7枚) 危険運転致死傷罪の罪状認否について石橋被告は、「自分は事故になるような危険な運転はしていないし、人がけがをしたり亡くなったりする事故はしていない」と起訴内容を否認した。弁護側も、大型トラックの横暴な運転が事故原因と指摘し、差し戻される前の一審同様、無罪を主張した。 一審判決によると、石橋被告は、2017年6月5日夜、神奈川県・大井町の東名高速で、パーキングエリアの停車方法をめぐって注意されたことに腹を立て、相手の萩山嘉久さん(当時45)一家4人が乗った車に対して、あおり運転を繰