<フェニックスリーグ:日本ハム2-14オリックス>◇10日◇アイビー 日本ハム斎藤佑樹投手(25)が先発し、6回途中10安打11失点(自責7)でKOされた。 味方の守備の乱れもあり、予定の6回を持たずに途中降板。「課題に取り組んだ結果。1~3回はよかった。4回以降は守備との絡みもあって、失点したけど、進んでいる方向は間違っていない」と振り返っていた。

ソフトバンクとのクライマックスシリーズ・ファイナルステージを3連勝で制し、日本シリーズ進出を決めた日本ハム。2006年に日本一になってからは、優勝、3位、優勝、4位、2位、優勝と、毎年安定した強さを発揮している。 西武の激しい追い上げを振り切って日本ハムがパ・リーグを制覇、クライマックスシリーズもソフトバンクに全勝して、文句なしの日本シリーズ進出となった。 最近7年間で4度目の優勝だ。今年の勝敗が74勝59敗11分で、貯金15。これで日本ハムは、7年連続で勝率5割を超えたことになる。7年連続というのは、現在のパ・リーグで最長の数字だ。 日本ハムは昨年オフ、エースのダルビッシュ有(レンジャーズ)が抜けたことで、今年の下馬評は低かった。スポーツ各紙の解説者31人の開幕前順位予想を見ると、日本ハムをAクラスに予想した人は3人だけだ。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWe
戦線離脱した田中賢介の穴を見事に埋めた、入団2年目の西川遥輝 ファイターズのGM、山田正雄は今シーズンの終盤、他球団のある関係者にこんなふうに訊ねられたのだという。 「あのセカンドを守っている西川って、どこの選手でしたか」 「西川? あれは智弁和歌山だよ」 「智弁......和歌山? えっ、智弁の西川? 彼はたしか、外野手でしたよね」 ここで山田がほくそ笑んだかどうかは定かでないが、内心、ニンマリしていたことだけは間違いない。 西川遥輝、20歳。 智弁和歌山からドラフト2位でファイターズに入団したプロ2年目の西川は、走攻守、三拍子揃ったセンス溢れるプレイヤーとして高校1年から3年連続で夏の甲子園に出場。早くから全国的のその名を知られたプレイヤーだった。しかしながら2年の春からは外野を守っていたため、西川は外野手だというイメージが強く、プロで内野手として登録されたことに驚きの声は少なくなかっ
クライマックスシリーズ第2戦、ソフトバンク・内川の打球をバックホームしてピンチを救った陽岱鋼。走攻守三拍子そろった活躍で日本ハムの快進撃を支えている。 終ってみれば3連勝。 1位通過に与えられるアドバンテージを含めて4勝0敗と、3位からの下剋上に燃えるソフトバンクを全く寄せ付けず、日本ハムが日本シリーズ進出を決めた。 クライマックスシリーズ(以下CS)ファイナルステージでの日本ハムの戦いぶりは、まさに理想的だった。 投手陣は、第1戦から吉川光夫、武田勝、ウルフが先発の役割をしっかりと果たし、石井裕也、増井浩俊、武田久のリリーフ陣もシーズン同様の働きを見せた。 攻撃陣も、初戦から2試合連続で値千金の本塁打を放った3番・糸井嘉男に、3試合で9打数4安打の4番・中田翔など、切れ目のない打線はCSでも健在だった。 「選手たちががむしゃらに頑張ってくれたおかげです」 3連勝の要因を報道陣から聞かれた
プロ野球の日本ハムが大混戦のパ・リーグを制して3年ぶりの優勝を果たしました。 就任1年目の栗山英樹監督がなぜリーグ制覇を成し遂げることができたのか。札幌放送局の梅本一成記者がお伝えします。 “対話重視”のチーム運営 今シーズンの日本ハムは開幕前に2つの不安が指摘されていました。 そのひとつは、絶対的エースのダルビッシュ有投手が大リーグに移籍したことによる投手力の大幅ダウン。 もうひとつは解説者としてプロ野球を外から見続けてきたものの指導者としては未知数の栗山監督の就任。 周囲がどんなシーズンとなるのか、不安と好奇の目を向けるなかで新たなシーズンを迎えました。 その栗山監督が掲げたのは“対話重視”のチーム運営でした。 キャンプ中、そしてシーズンが始まってからも、みずから選手やコーチに近づいて、ことばを交わす姿が目につきました。 就任当初、栗山監督は「僕がどれだけ選手のことを理解
日本ハム田中賢介内野手(31)が、海外フリーエージェント(FA)権を行使して、メジャー挑戦する意思を固めていることが20日、分かった。田中は10年オフに3年契約を結んでいるが、本人が海外移籍を希望すれば、破棄してFA権を行使することが可能な条項が含まれている。昨オフにメジャー移籍したダルビッシュに続き、日本ハムからは今オフも主力選手が抜ける可能性が出てきた。 昨オフのダルビッシュに続き、日本ハムは今オフも主力の流出が止まらない。昨年海外移籍が可能なFA権を取得している田中が、海を渡る決意を固めた。本人は「シーズン中にお答えすることはありません」と話したが、親しい関係者によれば、メジャー挑戦の意思を固め、シーズン終了後に、権利行使の意向を球団側に伝える考えだという。 日本ハム一筋の田中は、日本一となった06年にレギュラーに定着。10年にはリーグ2位の打率3割3分5厘をマークした。昨季は左かか
津田敏一日本ハム球団社長が菅野の指名権獲得を確認した瞬間。「スカウティングと育成で勝ち続けるのが、ウチのモットー」と胸を張った津田社長 本当にそうだろうか。 先日のドラフト会議で、日本ハムが東海大の菅野智之を先方に何の断りもなく指名したことについて、一部の関係者が「失礼だ」と憤慨しているという。 しかし、指名する場合、事前に監督等に連絡を入れるのは「礼儀」ではない。あくまで球界の単なる「慣習」だ。 どのような展開になるのかもわからないのに、指名するであろう選手にいちいち連絡を入れていたのではキリがない。おそらく今年も、何の連絡もないままに指名を受けた選手は菅野だけではないだろう。 そもそも日本ハムでは、ドラフト当日まで、誰を指名するかを知っているのはGMを始めとするほんの数名の幹部だけだ。 日本ハムのスカウト、岩井隆之が明かす。 「僕は横浜でもスカウトをしていたんですけど、日本ハムにきてび
<日本ハム8-4ロッテ>◇17日◇札幌ドーム 夢がかなった。やっぱり佑ちゃんは持っていた! プロ初登板、初先発の日本ハムのドラフト1位斎藤佑樹投手(22)が、今季の新人では勝利投手一番乗りを果たした。本拠地札幌ドームでのロッテ戦で5回6安打4失点ながら、打線の援護もあってうれしい初勝利。崩れそうで、崩れない。早実-早大とスター街道を歩んできた右腕が、変わらぬ強運ぶりを見せつけた。 斎藤の夢が、現実に変わった。野球を始めたころからあこがれたお立ち台。インタビュアーから、なぜかマイクを渡され、満面の笑みで上がった。「早く北海道の一員となれるよう、がんばりたかったので、仲間入りできたかなと勝手に思っています」と、少し上ずった声に喜びがにじんでいた。 注目を一身に集めた立ち上がり。「ユニホームの上から見ても心臓が動いているのが分かるぐらい」という吉井投手コーチの言葉通り、緊張していた。天を見上げ深
日本ハムが、札幌ドームに本拠地を移転後8年目で初めて「勝利のセレモニー」を導入することが8日、分かった。 今季から白星を飾ったケース限定で、花火を打ち上げることが決まった。Bクラス転落の昨季から再出発するダルビッシュ、斎藤、中田らのスター軍団にふさわしく、演出面もリニューアルされる。 花火演出は、ソフトバンクなど他球団では名物だが、これまでは日本ハムは見送ってきた。密閉されたドーム球場の特性から消防法をクリアできずにいたが、札幌ドームでも実施可能な規格の花火が調整を重ねて完成して実現した。 ヒーローインタビュー終了後、グラウンドの中堅付近から地上約6メートルの高さを頂点とする、数本の花火が打ち上げられる。ダルビッシュが先発する4月12日の開幕戦、西武戦から該当する。球団関係者は「楽しみにしてください」と期待した。花火連発ならリーグ4位に終わった昨季のように、尻に火は付かない。
日本ハム・ダルビッシュ有投手(24)が「魔球」の封印を解き、5年連続で任される12日の開幕西武戦へ向けて総仕上げをした。5日、福岡ヤフードームでのソフトバンクとの練習試合に先発。初回に2点を失い、今季実戦の連続イニング無失点は「16」で途切れたが、ワンシームを今季初めて本格解禁し、7回2失点で11三振を量産した。 「ねじ伏せたというより、今日はごまかしの投球。自分の投球をすれば問題ない」。見せ場は5回1死。内川に対し、3ボール2ストライクから、懐をえぐるように切れ込んだワンシームを投じた。グシャッという鈍い音とともにバットが粉々に砕け散って三ゴロ。「バットが折れるのは嫌でしょ」。ライバル球団の補強の目玉への、痛烈なあいさつだった。 「キャンプから、まだ2、3球くらいしか投げていない。思いつきで投げただけ」。同系統の変化をするツーシームをこの日は使わず、右打者の内角、左打者の外角を攻める球種
日本ハムのドラフト1位斎藤佑樹投手(22=早大)が今日27日、ロッテとの実戦形式の合同練習(札幌ドーム)で先発する。3回9失点でKOされた21日オープン戦の阪神戦から中5日での登板。相手は同一リーグ、しかも、公式戦のデビュー戦が予定される4月16日の対戦相手のロッテ。この日、ロッテとの実戦形式の合同練習を途中まで観戦。「先発でまだ結果を出していない。早く結果が欲しい」と意気込んだ。 ロッテとは、約1カ月ぶりの再戦。前回は2月26日に沖縄・名護で対戦し、直球、ツーシーム、カーブのみで挑み、1イニングを無失点で抑えた。しかし、開幕が近づき、相手打線の陣容は様変わりした。初対戦となる井口やサブロー、里崎ら主力がスタメンに名を連ねる。「試合で抑えることだけを考える」。直球主体の投球で、持ち前の制球を武器に抑え込みたいところだ。 KOされた阪神戦後はセットポジションやクイックなどをブルペンで確認して
<オープン戦:日本ハム3-12阪神>◇21日◇札幌ドーム 日本ハム斎藤佑樹投手(22=早大)が初先発。1回こそ無失点に抑えたが、2回に1失点。3回には8安打を集中され8失点。3回13安打9失点で降板し敗戦投手となった。阪神018000030|12ハム000000120| 3<1回>1番マートン 外角直球で2ストライクと追い込み、3球目138キロ外角低め直球で二ゴロ。2番平野 ボテボテの二塁内野安打。3番鳥谷 早大の先輩。3ボール1ストライクから140キロ内角直球で詰まらせ浅い右飛。4番新井貴 2球目スライダーが暴投となり平野が二進。4球目139キロ直球で一邪飛に仕留め無失点。<2回>5番ブラゼル 138キロ外角低め直球を左前安打。6番金本 2ボールからの3球目138キロ直球を右翼右へ痛烈なヒット。一、三塁。7番林 真ん中低め142キロ直球を中前へタイムリー。8番俊介 三ゴロ併殺打。2死一塁
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