埼玉県川越市南通町の川越八幡宮に、芥川賞、直木賞の歴代全受賞作の初版本をそろえた展示室が完成した。 榊原茂宮司(75)が集めたもので、初版本はすべてそろっており、帯付きや、作者のサインが入っている貴重な本も多い。榊原宮司は「日本で一番の文学賞の作品を展示することで、文学ファンが川越に足を運んでもらえるきっかけにしたい」と期待している。 榊原宮司は約30年前に東京・池袋の百貨店で開かれていた古書市で、歴代の芥川賞作品を見たのをきっかけに古書の収集を始めた。 80年近い歴史を誇る両賞の受賞作品の中には、本の入手が難しいものもあったという。朝鮮人生徒と日本人教師の交流を描き、日本の朝鮮支配に疑問を投げかけた、1944年の芥川賞受賞作「登攀(とうはん)」(小尾十三著)を収録した「雑巾(ぞうきん)先生」は、中国東北部(旧満州)にあったものを取り寄せた。 1935年の第1回芥川賞受賞作「蒼氓(そうぼう
『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』でピュリッツァー賞を受賞し、世界各国で翻訳され人気を博しているジュノ・ディアス。MITの教授も務める彼が語った文学やアメリカ社会のこと。 急増するヒスパニックの期待の星は、SFファンタジーで政治を語る 2010年の米国勢調査によると、ヒスパニック人口は10年前の前回調査より4割以上増えて人口の16%を占めている。そしてNYは、人口818万人のうち234万人、つまり3割近くがヒスパニックという全米有数のラティーノ都市。特にハーレム以北のワシントンハイツは、メキシカン、プエルトリカンと並ぶNYラティーノ御三家であるドミニカンの拠点だ。 Junot Diaz 1968年ドミニカ共和国生まれ。6歳で家族とともに米ニュージャージー州に移住。アニメ、SFファンタジー、ゲーム好きのオタクとなる。コーネル大学大学院創作科修了。96年に上梓した短編集『ハイウェイとゴミ
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