また、本文中に言及のあるL'UOIFのサイトにも転載されています。 筆者のオリヴィエ・ロワ氏は研究者で、研究機関CNRSの研究長。2005年、Stockより「La Laicite face a l'islam(イスラムに直面する非宗教性)」を出版。 ※本文中〔 〕内は訳注です。 諷刺画:憤慨の地政学 デンマークの諷刺画についての軋轢は、自由な西洋と表現の自由を拒否しているらしいイスラムとの間の文明の「衝突」の現れとして提示されることがよくある。このテーゼで満足するには、多くの無知と、更なる偽善がなければならない。全ての西洋の国において、現在、表現の自由は制限されている。それは、法律と一定の社会的同意という二つによって制限されているのである。反ユダヤ主義は法的に抑制されている。しかし他の共同体に対する打撃も同様である。2005年、フランスのカトリック教会は、使徒の代わりに短い服を着た女性を配
藤原新也の朝日新聞1/23付採録の『愛国心と愛民心』の記事が本田由紀さんところで紹介されてすごく気になっていたのですが、Shinya talkの1/25にネットアップされました。久し振りに新也節を拝聴するとやはり心地良さがある。行間までびびっと伝わってくるものがあります。生の藤原さんは硬派の文体と違って温厚で暖かそうな人の話をじっくりと聴いてくれそうな懐の深い人という印象でしたが、文章は相変わらず熱い。 僕のオヤジは平成七年に亡くなったが、旗日は必ず陋屋の玄関先に日の丸を掲げていた。町内に日の丸を掲げる家はめっきり減っていたので、目だって仕方がないと、恥ずかしいとお袋はこぼしていた。Shinya talkの冒頭でタクシーの運ちゃんが「最近はこうして街を走っていても門松をみかけませんなぁ。日の丸もない。日本の伝統を守る気持も愛国心も地に落ちたもんですよ」と言ったと書いているが運ちゃんの批評は
わたし的棚ぼた一万円選書 急に千葉さんに手渡された封筒、開けてみたら1万円札が1枚。何ごとかと思えば、同期の出張を代わったお礼をもらったらしい。 「葵はワンオペで育児してくれたから」と半分わけてくれました。 泡銭の1万円 これはもう、わたし的1万円選書をしろという思し召しなのでは……
サイバーパンク作品にしばしば登場する「メガコーポ」。全ての産業を内包しそれ自体が国家機能を有する、つまり「国を私有する企業」という概念は大変魅力的であるが、一方でこういう疑念も沸き起こる-----「製品を販売する先がないんじゃないか?」 実際に、超巨大企業体がどのように成立し得るかを考察してみた。 世界の分類 メガコーポの経済を考察するにあたり、まずは世界背景を定義しておかねばならない。 考えられるパターンを列挙すると: 一つのメガコーポが支配する先進国家世界と、それを取り巻く発展途上国 複数のメガコーポと、それを取り巻く発展途上国 一つのメガコーポが全世界を支配 複数のメガコーポが世界を分割統治 1〜2と3〜4の違いは、メガコーポの支配下にない国が存在するかどうかである。これらの国は周辺国との競争を勝ち抜いて自らも先進国になりたいと考えており、そのために他国と(主に武力で)鎬を削る。つま
自爆テロリストの正体 スポンサード リンク ・自爆テロリストの正体 9.11同時多発テロの実行犯の実像を追ったドキュメンタリ。実行犯家族への取材や原理主義指導者への直接インタビューなど、実地の取材で肉付けしていて興味深く読めた。自爆テロは自らの命を犠牲にする行為であり、無宗教の日本人にとっては理解しがたい境地である。その心理状態がどのように形成されていったのかを著者は分析していく。 「神の道のために殺された者を、けっして死者と考えてはならない。いな、主のみもとで扶助を賜って生きているのである」(コーラン) 「神とこの使徒たちの言いつけを守る者は、神が恩恵を垂れたもうた預言者たち、誠実な人たち、殉教者たち、善行者たちの仲間にはいる」(コーラン) 9.11テロは、過激なイスラムの聖戦というイメージが、メディアを通して印象づけられている。しかしイスラム教自体は平和を愛する温和な宗教である。イスラ
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