第2回から第8回まで、サービス業における生産性向上のための取り組み・事例について、特に国内顧客へのアプローチを中心に紹介してきた。 サービス業の成長企業事例を俯瞰すると、その事業の方向性を決定づける戦略形成のあり方に、理論やフレームワークでは解釈できない特質があることが見えてきた。それは、競争戦略論の大家であるマイケル・E・ポーターの理論では解釈できないサービス事業者の競争優位のための戦略形成のあり方があるというものである。 今回は、第2回から第8回の中で紹介した7社の事例を基にして、サービス業の戦略論について論じてみたい。 戦略論の2大潮流 今回は、第2回から第8回の中で紹介した7社の事例を基にして、サービス業の戦略論について論じてみたい。 戦略論の前提は、企業が目指すべき目標は「持続可能な競争優位」であり、その源泉は「違いを創ること」にあるというものである。そして、「違い」を作ることが
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