まもなく迎える、卒業シーズン。 保護者にとっては我が子の卒業(卒園)を晴れやかに迎えたいところですが、この「卒業」に向けて、いま、ある“委員会”が議論の対象となっています。それは「卒業対策委員会」です。通称「卒対」と呼ばれ、卒業予定の子を持つ保護者が有志で集まり、卒業生を祝ったり、先生に感謝を伝える“謝恩会”の実施や卒業生への記念品を準備したりする委員会のことです。問題となっているのは、この費用です。委員会が「卒業対策費」として保護者から徴収し、支払いはあくまで「任意」とされています。 【画像を見る】PTA 委員辞めるには「免除の儀式」…3分の2の同意が必要 「勧誘マニュアル」存在も? しかし、私たちの元には、「強制的な集金」や「子どもが差別を受けた」といった保護者の声が…。いったい何が起きているのでしょうか。保護者による座談会を開き、その実態を取材しました。 (調査報道班 及川光昭) ■