ジャーナリスト伊藤詩織さんが自身の性被害をモチーフに制作・監督を務めた長編ドキュメンタリー映画「Black Box Diaries(BBD)」をめぐり、2月20日、東京都千代田区の日本外国特派員協会(FCCJ)で二つの記者会見が行われる予定でした。 一つは伊藤さんの映画に、映像の許諾や証言者の保護をめぐり、多数の問題点があると指摘する弁護士らの会見。もう一つは、伊藤さんの側が、指摘を受けて修正した映画を上映し、自らの意見を述べる会見。このうち伊藤さん側の会見は、伊藤さんの体調不良により直前にキャンセルされ、伊藤さんから5ページにおよぶ声明が出されました。生活ニュースコモンズでは双方の意見を聞いた上で記事を執筆する予定でしたが、片方は会見、片方は声明と、情報量には大きな差があります。伊藤さんには質疑応答の場もありません。この点で、若干の偏りが生じることをお断りした上で、会見や声明の中身をお伝
