ウクライナ停戦問題でロンドンで急遽開催された欧州主要国首脳会談(有志国会談)は、欧州連合(EU)を離脱して5年が経過した英国が再び欧州の代表国として登場する舞台となった。 英国のスターマー首相は1日、ワシントンでトランプ大統領らとの外交会合が決裂して意気消沈していたウクライナのゼレンスキー大統領を温かく迎え抱擁した。そのシーンは2020年1月のブレグジット以来低迷してきた英国の外交が蘇った瞬間でもあった。 スターマー首相はロンドンの会議の前にワシントンでトランプ大統領と会合し、ウクライナ停戦問題で話し合っている。ロシアとの停戦を急ぐトランプ氏に対して欧州の立場を説明するとともに、米国とロシア間の停戦交渉がうまくいくように連携姿勢を見せている。その数日後、スターマー首相は欧州の主要国にウクライナ停戦問題での欧州の役割を話し合うために首脳会談を招集したのだ。 ロンドンで2日開催された主要国首脳
