厚生労働省は8月9日、コード決済サービス「PayPay」を手掛けるPayPay社を、給与のデジタル払いに対応する資金移動業者に指定した。これを受け、同社は年内にPayPayでの給与受け取りを可能にするサービスを提供すると発表。サービスが開始すれば、雇用主は従業員の希望があった場合、給与をPayPayの残高(PayPayマネー)で支払えるようになる。 PayPayはサービスの仕様も明らかにした。雇用主と従業員がそれぞれが給与のデジタル払いに同意した後、従業員はPayPayのスマートフォンアプリ上で給与受け取りを申し込める。申し込むと、給与の振込先となる口座と、受け取った給与をPayPay残高として保有する「PayPayマネーアカウント(給与受取)」が設定される。 その後雇用主が口座に給料を振り込むと「PayPayマネーアカウント(給与受取)」に残高がチャージされる仕組みだ。ただし「PayPa