KDDIは、17日16時に発生したシステム障害の影響で停止していた、MNP(携帯電話の番号ポータビリティ制)での転出・転入手続きについて、18日9時から通常通りの体制に復旧したと発表した。 同社によれば、障害の原因はMNP関連の処理において負荷分散が適切に行なわれていなかったため。17日はMNPだけではなく、新規契約や機種変更の処理が増大していたところに、MNP関連業務の負荷分散処理がうまくいかず、他社へのリクエストなどがタイムアウトするなど滞るようになり、業務そのものを停止するに至ったという。 同社では、NTTドコモやソフトバンクモバイルに対して説明を行なった上でMNP業務を停止。17日夜間に改修作業を行ない、負荷分散の設計を改善した。「システムの容量は足りており、分散処理の改善によって完全復旧した」(KDDI広報)として、今週末を含め、MNP業務の受付を制限する考えはないという。 ■