ブロードウェイの舞台をNHKで放送するのは珍しいように思いますが、ケ○ィン・クライン主演の「シラノ」を放映していました。この人の映画を見るといつも「器用な人だなぁ」と思います。「小器用な」というけなし言葉ではなくて、役者として器用だなあと。 シラノをやりたい役者をたくさんいるだろうけれど、ロクサーヌとクリスチャンてどうなんでしょう。難しいというか、誰がどうやっても説得力をもたせるのが難しい、やり難い役ではないかと思うのですけれど。私は何度読んでもこの二人が好きになれなくて、むしろ悪役のギーシュ伯爵が好きでした(笑)もちろんシラノは別格として。昔から好みが変わってませんね。でもギーシュ伯爵は悪役ではあるんですが、(原作では)戦場のシーンでぽろっとガスコン気質が出ていいところを見せるシーンがあって、そこがすごい好きなんですよ。ギャップ萌えの人なので…(笑)クリス・サランドンという役者さんがいい