名字には不思議な勢力分布があるそうだ。大まかにいうと、東日本には「佐藤・鈴木」が多く、西日本には「田中・山本」が多いという。しかも、その境界を探ると、味覚の文化圏と同様に、関ケ原や飛騨山脈・親不知を結ぶラインで東西に分かれるという構造が浮かび上がる。表1は明治安田生命保険が2008年8月に同社の保険加入者約612万人を対象に実施した全国名字調査の結果である。1位佐藤、2位鈴木、3位高橋……。

NHKの全国県民意識調査によると、他県民が親しみを感じている都道府県として目立っているのは、全国的な回答の多い順に、東京、大阪、京都、北海道、神奈川となっている。 3大都市圏の中心都市は通勤や買物、親戚づきあいなどでつながりの深い周辺地域が親しみを感じている程度が高い。 特に首都東京は、11の道府県民から、一番親しみを感じるところとしての回答を集めた。隣接する埼玉など以外に周辺の北関東、あるいは新潟、長野、そして遠隔地の北海道や沖縄も東京を最も親しみを感じる地域としてあげている。 大阪も9つの府県が最も親しみの感じる地域としてあげている。愛知は周辺の3県と少なく、東京、大阪ほどの引力はないようだ。 その他、地方ブロックの中枢都市を抱える地域も周辺から親しみを感じられている。仙台を抱える宮城は周辺3県が、また福岡も周辺4県が親しみを寄せている。京都も文化的な吸引力が強いためであろうか、3県が
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