神奈川県横須賀市の上地克明市長(69)が市議会の質疑のなかで男女共同参画をめぐって「女性のDNA、ミトコンドリアの中に常に虐げられた歴史がある」などと発言した。この発言について「女性蔑視だ」として撤回などを求める署名活動も始まり、上地市長は20日、朝日新聞の取材に「不用意な発言で誤解があったかもしれない」と釈明した。 発言があったのは今月8日の市議会本会議。自民党市議の一般質問で、人口減少社会におけるまちづくりについて「女性に選ばれるまちになっているか」と問われて、答えた。 「怨念を浄化させなきゃいけない時代」 上地市長は「女性のDNA、ミトコンドリアの中に常に虐げられた歴史があって。その怨念、無念さが今の社会を構成していると思っている」「だからこそ反動形成で男女共同参画社会という話が出ている」などと持論を展開した。 その上で「女性が虐げられてきた歴史、あるいはその怨念みたいなものを浄化さ