発明家としてOCR、文書読み上げ、音声認識、シンセサイザーなどの発展に貢献し、「トーマス・エジソンの正当な後継者」と呼ばれる"フューチャリスト" Ray Kurzweil氏。JavaOne 2010の最終日キーノートに登場し、「21世紀の進歩は、今日の2万年分に相当する」「コンピューティング能力を持ったナノデバイスが人体を流れ、今日の医学問題を解決する」というような驚きの未来を予測した。 "フューチャリスト" Ray Kurzweil氏。Forbes誌で取り上げられた時には「the ultimate thinking machine」と紹介された Kurzweil氏は、まず指数的に加速する進化/成長の本質を説いた。指数関数的な成長というと、コンピュータ産業には「18-24カ月ごとに半導体の集積密度が倍増する」という「ムーアの法則」が存在する。最初は2年後に"2"、4年後に"4"というように