*** 感情ベクトルeとして、[6 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0]T を与えた。 研究の目的と着想 任意のテキスト(単語、文、文章)に対して、データベースに格納した音韻ごとの音声波形を接続して合成音声を得る方法を波形接続方式と言う。これは実際に人が話した声を接続するので、一般に自然性が高い。しかし、データベースに格納されている音声しか合成できないため、様々な感情を含んだ音声を合成するためには大量の音声を用意しなくてはならなかった。本方式では、ある言葉が様々な感情を含んで話される音声の集合が、『平均的な話し方を中心とするばらつき』として表現できると仮定し、学習音声群から主成分分析を使って「感情音声空間」を構築することにより、学習音声には含まれない感情音声も合成することを可能にした。 本手法は、Active Shape Models (ASM)の音声版と見ることもできる。 言葉の