広告代理店大手2社の平成21年9月中間決算が10日出そろった。 景気後退による広告出稿の減少で、博報堂DYホールディングスは、最終損益が16億円の赤字(前期は22億円の黒字)に転落した。同社が中間期に最終赤字を計上するのは初めて。 電通も最終利益が12・0%減の71億円と2けた減益だった。
広告代理店大手2社の平成21年9月中間決算が10日出そろった。 景気後退による広告出稿の減少で、博報堂DYホールディングスは、最終損益が16億円の赤字(前期は22億円の黒字)に転落した。同社が中間期に最終赤字を計上するのは初めて。 電通も最終利益が12・0%減の71億円と2けた減益だった。
電通は8月10日、2010年3月期第1四半期の連結決算を発表した。企業の広告支出が落ち込んだことで、売上高、営業利益ともに大きく落ち込んだ。 売上高は前年同期比18.2%減の3810億8700万円、営業利益は同70.9%減の13億6100万円、経常利益は同59.2%減の26億2300万円となった。なお、過去に計上した上場株式の評価損の一部について、税務上損金算入が認められ法人税などの還付があったことから、純利益は同23.1%増の19億1300万円となっている。 セグメント別に見ると、広告業の売上高が前年同期比17.2%減の3699億4300万円、営業利益が同55.1%減の19億8000万円。電通国際情報サービスなどを含む情報サービス業の売上高が同21.5%減の112億1600万円、営業損失は前年同期から赤字幅が12億6300万円拡大し、21億6200万円となった。
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