損害保険各社が加盟する団体は、自動車を持つ人全員に加入が義務づけられている自賠責=自動車損害賠償責任保険の保険料を、来年4月から引き下げる方針をまとめ、正式に決まれば、9年ぶりに保険料が引き下げられることになります。 自賠責の保険料は毎年、保険金の支払い状況などを基に見直され、このところは、高齢のドライバーによる事故が増加していたことから、保険料は引き上げや据え置きが続いていました。 しかし、自動ブレーキなどの安全技術の普及で事故が減少し、保険金の支払いが減っていることから、9年ぶりに保険料を引き下げる方針をまとめました。 引き下げ幅は全車種の平均で7%程度とする方向で調整し、来年1月に開かれる金融庁の審議会で正式に決まる見通しです。 また、損害保険料率算出機構は任意の自動車保険についても、損害保険各社が保険料を決める基準となる「参考純率」を、来年中に14年ぶりに引き下げる方向で検討を進め
