解放されたウクライナ北東部ハルキウ州のイジュームで14日、壊されたロシア軍の戦車の上で自撮りする警察官ら=ロイター 英国防省は7日、侵攻が始まって以来、ウクライナ軍がロシア軍から鹵獲(ろかく)(戦場で勝利した部隊が敵から兵器などを獲得すること)した戦車が少なくとも440両に上るとの見方を公表した。このほか、約650両の装甲車も鹵獲したとみられるという。 【写真】道路沿いに集められたロシア軍の装甲車両=2022年8月7日午前、ウクライナ・イルピン、関田航撮影 同省によると、ロシア軍からの鹵獲品がウクライナ軍の装備のなかで大きな割合を占めている。現在、配備されている戦車群の半数以上が鹵獲したものの可能性があるという。 同省は、ロシア兵が撤退や降伏の際に装備品を破壊しなかったことを「失敗」とし、ロシア軍の練度の低さを指摘。今後も重火器を失い続ける可能性が高いとした。
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