「今は、先が見えない時代」──。でも、先が見えていた時代なんてありません。先が見えるような、明るい気分の時代があっただけでは? ま、だからといって、嘆いていても始まらない。2010年も不安がいっぱい、という方は、「アド・ミュージアム東京」を訪ねてはいかがでしょう。「広告は時代を映す鏡」といわれるだけあって、江戸時代から現在までの、日本の世相の変遷が手に取るようにわかります。もしかしたら、「何か」のヒントが見つかるかも。というより、とにかくおもしろいっ。 日本唯一の広告総合ミュージアム&広告図書館 新橋駅から徒歩約5分、電通四季劇場もあるカレッタ汐留の地下1、2階が、アド・ミュージアム東京。このミュージアムは、電通第4代社長吉田秀雄の生誕100年を記念して、2002年12月にオープンしました。吉田秀雄(1903-1963)は、1947(昭和22)年、43歳の若さで社長に就任し、日本の広告界を