楽天は7月19日、国内の主要5都市に開発拠点を設立すると発表した。現在の開発体制は東京本社に集中しているが、グループ内の多様化した開発ニーズに迅速に対応できるよう、分散化を進める。 第1弾として9月、仙台市に「東北テックセンター」(仮称)を新設。楽天グループのシステム開発会社・カサレアルとともに、地元で雇用した人材や地元企業との提携で開発体制を構築する。 仙台は東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地。新拠点は、プロスポーツ事業など、楽天グループ各事業のシステム開発を担当する予定。地元機関・企業らと協力し、オープンソース技術の研究開発や地方発のビジネスモデル構築などにも取り組む。 年内には他都市にも拠点を設け、分散開発のノウハウを海外拠点構築にも活用する。