クワシオルコル(英語: kwashiorkor、フランス語: kwashiorkor、ドイツ語: Kwashiorkor)とは、ヒトにおける栄養失調の一形態である。体重減少だけでなく、特徴的な症状として浮腫が見られる。片仮名表記では、クワシオルコールあるいはクワシオコアなどの表記揺れが存在する。一般にはタンパク質の摂取量が不充分の場合に起きるとされているものの、いくつか原因が考えられており、異なる原因で起きる場合も有るのではないかとも言われる。 クワシオルコルの症状を呈した幼児。脱毛、浮腫、成長不良、体重減が見られる。 クワシオルコルの大部分の症例は、1歳から4歳の小児に見られる。しかし、より年長の児童や成人でも見られ得る。ジャマイカの小児科医であったシシリー・D.ウィリアムズ(Cicely D. Williams)が、1935年に医学雑誌の『ランセット』に投稿した記事の中で、この「クワシ
