Tweet 第3回では、レプリケーションの新しい機能であるロジカルレプリケーションについて解説をしました。本記事では、PostgreSQL 10で導入された以下の3つのレプリケーション機能の改善について解説します。 クォーラムコミット(Quorum Commit)機能 レプリケーション遅延時間のレポート レプリケーション関連のデフォルト値の変更 クォーラムコミット(Quorum Commit)機能 PostgreSQL 10から導入されたクォーラムコミット機能について説明します。 2種類のレプリケーション同期モード PostgreSQLのレプリケーションでは、1つのマスターサーバーは複数のスタンバイサーバーを持つことができ、それぞれ同期モード、非同期モードの2種類のモードが選べます。各モードには次のような特徴があります。 同期モード マスターサーバー(送信側サーバー)で発生した変更がスタン
