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クラウドコンピューティングについてのラリー・エリソン(米Oracle CEO)の発言はかなり辛辣だった。 「ソフトウェア産業は、女性向けの服飾業界以上に流行ばかり追っている!!!」 それは必ずしも悪いことではない。これまでも流行とテクノロジの時間的なサイクルが出会うことで、「今年のピンク」「ブルーこそ新たなグリーン」といった風情のiPodや携帯電話が登場してきたのだから。スティーヴ・ジョブズには脱帽だ。 前回の私のエントリ(「SOAの終わり、SOAの天が降ってきた: 童話『めんどりペニー』2.0」)(※)を受けて、ガートナーのフランク・ケニーが「SOAの現状」をめぐるなんとも素晴らしいエントリ(※※)を投稿してきた。 ※ ガートナーの「SOAは幻滅の時を迎えている」という批判に対し、どんぐりが落ちてきたのを見て「天が降ってきた」とあわてふためく『めんどりペニー』になぞらえて反論した文章。ミ
クラウドコンピューティングの仕組みを利用すれば、自社の強みとなる技術を世界に販売できるようになる。情報システムの合理化だけでなく、ビジネスそのものをクラウドが変える可能性がある。 インターネットを介してソフトウェアを提供するSaaS(サービスとしてのソフトウェア)やASPに注目が集まる。最近になり、インフラも含めクラウドコンピューティングと呼ばれることも増えてきた。クラウドコンピューティングの登場は、情報システムだけでなく既存のビジネスにも変化を与えるという。企業は、複雑なシステムを自社で開発せずにクラウドを活用して新サービスを始められる。あるいは、自社が持つ技術をクラウドの仕組みに載せて販売することも可能だ。実際に、食品大手のキッコーマンは12月11日、凸版印刷のASPサービスを基盤にして、新たなフォトコンテストを実施すると発表した。「クラウド時代の儲け方」について考えてみたい。 キッコ
日本オラクルが提供するSaaS型CRM「Oracle CRM On Demand」が急拡大しているようだ。12月10日に会見した米オラクルのCRM担当バイス・プレジデント アンソニー・ライ(Anthony Lye)氏によると、オラクルの会計年度で2007年から2008年にかけて日本のCRM On Demandの売り上げは実に350%の成長だった。米国や南米、欧州を抑えて、アジア太平洋地域に次ぐ高い成長率だ。 CRM On Demandは元々、米オラクルが買収した旧シーベルの製品で、国内では2006年10月にオラクルが提供開始した。オラクルはほかに社内設置型(オンプレミス)の「Siebel CRM」も展開しているが成長率ではCRM On Demandが群を抜く。サーバを用意し運用管理が必要な大企業顧客中心のSiebel CRMと比べて、初期投資がいらないCRM On Demandは手軽に利用
ガートナージャパンのアナリストが記者の質問に応じた。クラウドコンピューティングの普及で情報システム室やシステムインテグレーターの仕事に変化は起きるのか聞いた。 ガートナージャパンは年次イベント「Gartner Symposium ITxpo 2008」の最終日となった10月29日、プレス向けのブリーフィングを開催し、記者の質問にアナリストが応じた。 情報システムをインターネット経由で利用するクラウドコンピューティングが将来的に広く普及した際に、これまでシステム基盤開発やアプリケーション構築などを担ってきた情報システム室やシステムインテグレーターの仕事が失われる可能性が指摘されている。「破壊的技術」とも言われるクラウドが既存の仕組みに与える影響について聞いた。 「情報システムは発電所モデルになる」 最上級アナリストの亦賀忠明氏は強調する。従来のように各社が個別に情報システムを構築するのではな
今年に入りSaaSという概念がこれまで以上に注目を集めている。本連載ではクラウドコンピューティングという概念から、SaaSのメリットや本質を読み解き、その将来像を描き出してみる。 SaaS(サービスとしてのソフトウェア)というキーワードがこれまで以上に注目を集めている。また、AmazonやGoogleなどの主要ネット企業はクラウドコンピューティングへの取り組みを推進している。このようにインターネット経由でさまざまなサービスを企業が自由に使うという動きが出始めている。 本連載では、SaaSやPaaS(サービスとしてのプラットフォーム)、クラウドコンピューティングといった切り口を基に、SaaSを提供する側の最新事情やユーザー企業の意識調査を交えながら、SaaSの将来像を描き出す。3回の連載の中で、SaaSのメリットやその本質を言及する。 SaaS、PaaS、クラウドの定義を明らかにする ノーク
Google vs. Microsoft――クラウドコンピューティングの将来をめぐる戦い:勝者なき戦い(1/2 ページ) GoogleとMicrosoftはそれぞれ、コンシューマーと企業に対して互いに大きく異なるビジネスモデルを開発したが、両社は世界のクラウドコンピューティングインフラが今後10年間でどのように発展するかをめぐって衝突しようとしている。クラウドの覇権をめぐる両社の戦いの行方は不透明だ。 向こう2年間のクラウドコンピューティングインフラの拡大をめぐり、世界最大かつ最強のIT企業2社――GoogleとMicrosoft――が、この種のコンピューティングのルック&フィールにおいて大きく異なるモデルを開発するために資金とリソースを投入している。 GoogleとMicrosoftが検索と広告以外の分野で衝突しようとしているのは驚くに当たらないが、フロリダ州オーランドで開催された「Ga
情報システムは「所有」から「利用」へ 国内のIT系ネット・メディア6誌の編集長が一堂に会し、座談会が開かれた。2008年9月17日、IT業界を取り巻く変化と、ネット・メディアの変化について、ディスカッションしようと日経BP社が呼びかけ、各メディアがそれに応じて実現した。 参加した編集長は、メディア名順で以下の通り。@IT編集長の三木泉氏、builder編集長の冨田秀継、CNET Japan編集長の別井貴志、ITmediaエンタープライズ編集長の浅井英二氏、エンタープライズ・メディア統括 兼 ZDNet Japan編集長の大野晋一。そこにITpro編集長の三輪芳久氏が加わった。なお、参加した6編集長のうち、@IT編集長の三木氏は米ラスベガスからSkype音声での参加となった。司会は、ITpro発行人の林哲史氏が務めた。 林哲史氏(司会:ITpro発行人): 今日は、大きく2つのテーマで議論し
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